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【揺花草子。】(日刊版:2016年)  作者: 篠木雪平
2016年1月
26/366

【揺花草子。】<その1460:温情と言う線も。>

 【揺花草子。】<その1460:温情と言う線も。>


 Bさん「昨日も話したけど、雪がたいへんなんです。」

 Aさん「うん・・・そうですね。」

 Bさん「改めて説明するけど、1月18日に公開した話数でぼくら

     『今年は全然雪が降らないねー』

     『もうこのまま雪が降らないかも知れないねー』

     『もしかしたら日本はケッペンの気候区分で言うところの亜熱帯気候に

      属してるんじゃないかしら』

     なんて話をしたんだよね。」

 Aさん「いやケッペンの気候区分の話は多分してないと思うよ。」

 Cさん「でも翻って実際の1月18日にはもう関東以北全域で雪が猛威を振るい

     至る所でたいへんな混乱を引き起こした、と言うね。」

 Aさん「そうですねぇ。」

 Bさん「北日本を中心に風も強かったみたいだね。」

 Aさん「そうだねぇ。風雪強しってやつだね。」

 Bさん「『しれぇ!』って感じだね。」

 Aさん「それ雪風な。奇跡の幸運艦な。」

 Cさん「私たちの街では、明けて19日は天候も落ち着いて比較的穏やかよね。」

 Aさん「あぁ・・・はい・・・。

     19日に収録してるってバレバレの話し方ですけど・・・。」

 Bさん「でも昨日は雨だったり雪だったりで、帰る頃は路面がびちゃびちゃだったよね。

     案の定今朝は路面がカッチカッチのツルッツルになってた。」

 Aさん「うん、確かに。

     ぼくもちょっと転びそうになったりしたよ。」

 Cさん「でもなんと言うか、これまでの暖冬ムードを完膚なきまでに叩き潰すような

     容赦のない降り方だったわよね。」

 Aさん「確かに、そうですねぇ。」

 Bさん「でさ、1月中旬と言えば、少し前にもお話ししたけど、

     センター試験が行われる時期じゃん。

     そして良くニュースとかで、

     『大雪による交通機関の乱れによって試験開始時間に間に合わなかった

      受験者のために再試験を行うことになりました』的なのが出たりするじゃん。」

 Aさん「ああ、確かに。

     こう言う言い方はあれだけどなんと言うか風物詩って感じはするね。」

 Cさん「けれど今年はセンター試験両日ともそれほど空模様は荒れなくて

     天候由来の再試験って言うのはないみたいね。」

 Aさん「まあ、そうですね。

     運営上のトラブルで再試験ってのはあるみたいですけど。」

 Bさん「そんな『大雪の特異日』であるところのセンター試験が過ぎた直後の

     この大雪ってわけですよ、今年は。」

 Aさん「まあ・・・形の上では、そうなるねぇ。」


 Bさん「お天気の女神さまの

     巧妙さが増してきている。」

 Aさん「そう言うことではなくない!!?」


 とりあえず降らせるのはノルマ。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/01/26.html


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