【揺花草子。】<その1690:名前をつけてやる。>
【揺花草子。】<その1690:名前をつけてやる。>
Bさん「『ニホニウム』あるじゃないですか。」
Aさん「ニホニウム・・・とは・・・?」
Cさん「『ウンウントリウム』って言ったほうが通りが良いかしら?」
Aさん「いや・・・え・・・?」
Bさん「『うんたん♪うんたん♪』なら分かるでしょ?」
Aさん「いやそれは良く分かるけど、たぶんそれとは関係ないよね?」
Bさん「語感だけで攻めてみました。」
Aさん「話の腰を折って行かないで。」
Bさん「ニホニウム、あるいはウンウントリウムとは、原子番号113の元素です。」
Aさん「元素、ですか。」
Bさん「アルミニウムとかアンモニウムとかと一緒の類ってこと。」
Aさん「そのまとめはそのまとめで乱暴な気がしますけど。」
Bさん「とにかく、元素なんですよ。
阿部さんは化学の向きはどうかな?」
Aさん「いやー・・・高校のときとかはかなり苦手だったねぇ・・・。」
Cさん「じゃあ水兵リーベとかも必死で覚えたタイプね。」
Aさん「まあ、そうですねぇ。」
Bさん「水兵レーベたんprprとか。」
Aさん「レーベは水兵じゃないだろ! 駆逐艦だろ!」
Bさん「まあとにかく『ニホニウム』ですよ。
日本の研究機関・ご存じ理化学研究所が実験によって合成に成功したことから、
仮称『ウンウントリウム』に命名権が与えられる運びとなりました。」
Cさん「いろんな紆余曲折があったみたいだけどね。」
Bさん「そんなわけで公募とかいろんなアレで決まったのが『ニホニウム』と言うわけ。」
Aさん「はぁ・・・。」
Bさん「ぶっちゃけ『ニホニウムて!!』って思うよね。」
Aさん「うーん・・・確かに・・・。
あまりにもドストレートなネーミングではあるよね・・・。」
Bさん「でもきっとドイツの皆さんも
『ゲルマニウムて!!』って
思ってるんじゃないかと思う。」
Aさん「いやそれは分からんけど!!!」
ドイツ人の友達に訊いてみたい。
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