【揺花草子。】<その1673:幾何学紋様。>
【揺花草子。】<その1673:幾何学紋様。>
Bさん「阿部さんの家に家紋ってある?」
Aさん「えっ、家紋?
うーん・・・。あるとは思うけど、
あんまり意識はしてなかったなぁ。」
Bさん「あのさ、時代劇とか見てるとさ、
そこかしこにいっぱい出て来るよね。」
Aさん「そうだね。
『真田丸』でも戦のシーンとかで多くの武士たちが
自分の家の旗印を掲げてるよね。」
Bさん「ホントいろいろあるんだなーって思うよね。
徳川家はご存じ葵の紋所だし、真田家は六文銭、石田氏は大一大万大吉で、
島津氏は丸に十文字です。」
Aさん「うんうん。」
Bさん「ちなみにバーキン家の家紋は柳に小野道風です。」
Aさん「それ花札じゃん!!」
Cさん「日本の家紋に相当するのはヨーロッパでは紋章って呼ばれるけれどもね。
まあ似ているようで違うところはいろいろあるんだけれども。」
Aさん「ああ、なるほど確かに。
ヨーロッパ各国それぞれに王家の紋章とかありますもんね。」
Bさん「阿部さん随分古いマンガ知ってるね。」
Aさん「マンガの話じゃない!!
って言うかむしろそれはこっちのセリフだけど!?
って言うかむしろ今も連載中だけど!?」
Bさん「ま、とにかく、家紋ですよ。
さっきも言ったけど大河ドラマとか見てるといっぱい出てくるし、
最近はご存じEテレの『デザインあ』でも家紋に関する話題が取り上げられてて、
ちょっと興味あるんです。」
Aさん「ほほう、そうなんだ?」
Bさん「なので、もし阿部さんの家にも家紋があるんだったら
見せてもらいたいなと思ったの。」
Aさん「ふーむ・・・なるほど。
どうかな・・・実家に行けば分かるかな・・・。」
Bさん「見に行きたいな。」
Aさん「えっ、きみが、ぼくの実家に?」
Bさん「ダメかな?」
Aさん「いや、うん、だ・ダメってことは別にないけど・・・」
Cさん「それはつまりブリジットを阿部さんの実家のご両親に
ご挨拶させるってことでいいのかしら?」
Aさん「ちょっ!!! なに言ってくれてるんです!!?////」
Bさん「まあとにかく、そんなわけで、すぐにでなくてもいいから、
いつか連れてって欲しい。////」
Aさん「おっ・おう・・・////」
Bさん「家紋だけに
カモナマイハウス的なね。」
Aさん「なに言ってんの?」
それも随分古いですけどね。
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