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【揺花草子。】(日刊版:2016年)  作者: 篠木雪平
2016年8月
222/366

【揺花草子。】<その1656:安全第一。>

 【揺花草子。】<その1656:安全第一。>


 Bさん「そんなわけで『ポケモンGO』日本でもリリースされましたね。」

 Aさん「リリースされましたね。

     7月22日だったっけ。」

 Cさん「まあ今日の話数が配信されるのは8月9日で、

     リリースから半月以上過ぎてるから

     『いまさらその話題かよ』なんて思われちゃうかも知れないけれどもね。」

 Aさん「まあ・・・そこは致し方なしです。」

 Bさん「で、満を持してリリースされました『ポケモンGO』ね。

     案の定初動の勢いがものすごくて、週末には主だったポケモン出現エリアには

     我先にと言わんばかりに人の波が押し寄せていますね。」

 Aさん「うーん。そう言うニュースやってたね。」

 Bさん「そして案の定、人々のマナーの悪さを取り上げたポケモンGO排斥論とでも

     言う論調が持ち上がって来てもいるようです。」

 Aさん「まあ・・・」

 Cさん「少し前にも言ったけれども、3Dプリンタ脅威論とかドローン廃絶論とか

     物事の負の一面ばかりをあげつらってまるでそれが

     悪魔の道具であるかのような印象を与えようとする論調には辟易するわ。

     そしてそのような論調にあっさりと懐柔される人々の多さにもね。」

 Bさん「今回のポケモンGO騒動でも一部にはちょっと過剰だろってぐらいに

     批判的な態度を隠さない向きもあるよね。

     ぼく自身がゲームが好きだからって言う主観はあるとしても、

     そう言う頭ごなしに否定する派にはちょっと首を傾げざるを得ないね。」

 Aさん「うーん・・・そこらへんはもうなんと言うかって感じだけど・・・。」

 Bさん「ちょっとかわいく小首を傾げざるを得ないね。」

 Aさん「なんでわざわざ言い直した!!?」

 Bさん「とは言えまあ、もちろんぼくだって

     歩きスマホや運転中の操作をちょっとは見逃してくれよとか

     そんなことを言うつもりは全くありません。

     ハッキリ言うけど、歩きスマホも運転中の携帯操作も完全に悪です。

     そこは糾弾されても文句を言ってはいけないところだと思うよ。」

 Aさん「うん、まあ、それはそうだ。」

 Cさん「厳密には歩きスマホは今のところ道交法違反ではないけれども、

     倫理的にはアウトって意味ね。」

 Aさん「そうですね。」

 Bさん「ま、熱中する気持ちもわかるよ。

     ぼくもプレイしてるけど、街のそこかしこにポケモンたちがわんさかいるのは

     見てるとワクワクするもんね。」

 Aさん「ふむ。確かに。」

 Bさん「こう言うさ、敵キャラ、まあ厳密にはポケモンは敵ではないけど、

     こんなタイプのフィールドを歩き回る系のゲームにおいて

     敵キャラがフィールドに表示されていて、接触などのアクションによって

     戦闘に突入するスタイルをゲーム用語では『シンボルエンカウント』と言います。」

 Aさん「うんうん。

     ドラクエとかみたいに歩いてると突然戦闘に突入する『ランダムエンカウント』と

     対になるゲームシステムだね。」

 Bさん「そうだね。

     『ポケモンGO』では、フィールド上に表示されてるポケモンに近づいて、

     ポンとタッチすることで戦闘に突入します。」

 Aさん「うん。」

 Bさん「その時の最初のメッセージが

     『あ! 野生の○○がとびだしてきた!』じゃない。」

 Aさん「うんうん。」


 Bさん「どっちかって言うと

     飛び出してるのはプレイヤーの方だよね?」

 Aさん「飛び出し禁止!!!!!」


 ルールとマナーを守って楽しいトレーナーライフを。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/08/09.html


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