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【揺花草子。】(日刊版:2016年)  作者: 篠木雪平
2016年8月
215/366

【揺花草子。】<その1649:適正な状態がある。>

 【揺花草子。】<その1649:適正な状態がある。>


 Bさん「阿部さん阿部さん、クイズです。」

 Aさん「クイズですか?」

 Cさん「雑学王気取りの阿部さんに挑戦よ。」

 Aさん「雑学王だなんて言ったことないですけど!?

     と言うかそこらへんではあなたたちには及ばないとさえ思ってますけど!?」

 Bさん「とにかく、クイズです。

     暑い季節になってくると、自販機とかで

     『アイス専用缶コーヒー』なんてのが売られ始めるよね。」

 Aさん「あぁ・・・そう言うのあるね確かに。」

 Bさん「『アイス専用』と呼ばれてるくらいだから、あれを『あたたか〜い』に

     投入して売るのはメーカー側が意図する販売方法として誤りである。」

 Aさん「まあ、そうなるだろうね。」

 Bさん「でも。

     それでもなお、敢えて、あの『アイス専用缶コーヒー』を温めたとしたら。

     果たしてどうなるだろう?」

 Aさん「えっ・・・えぇ〜・・・?

     うーん・・・。

     クイズの問題として『アイス専用缶コーヒーを温めたら』・・・?」

 Cさん「どう、なかなか難しくない?」

 Aさん「難しいって言うか、なんか意図がよく分からないと言うか・・・。

     なんだろう、例えば缶が破裂しちゃうとか?」

 Bさん「なるほどなるほど、アイス専用を謡うために缶の気密性がすごく高くされてて、

     それで熱膨張で破裂するかもとか、そう言うことかな?」

 Aさん「まあ、そんな感じ。」

 Bさん「ブッブーーー。違います!」

 Aさん「(イラッ)

     じゃあなんだって言うのさ!

     アイス専用缶コーヒーを温めたらどうなるって言うのさ?」


 Bさん「答えは『あんまり美味しくない』。」

 Aさん「(普通!!!)」


 味わう適温。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/08/02.html


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