【揺花草子。】<その1647:本質は町おこし。>
【揺花草子。】<その1647:本質は町おこし。>
Bさん「昨日も話した通り、もうすぐオリンピックが始まります。」
Aさん「うん、そうだねぇ。」
Bさん「一般的にオリンピック特需と言うものがありますね。」
Aさん「あぁ・・・うん、ありますね。」
Cさん「家電量販店やメーカーなんかは
『オリンピックのダイナミックな熱戦を大画面で!!』みたいな感じで
大型テレビの拡販に躍起になったり。」
Bさん「今回のオリンピックは日本から見たらすごい時差があるから
溜め撮り需要も喚起しようと言う狙いもあるみたいだね。」
Aさん「うーん・・・。
とは言え大型TVやレコーダーの類はだいたい一般家庭に行き渡った感はあるよねぇ。
液晶TV出たての頃ならまだしも、今回はあまりそこらへん
動いてるようには見えないなぁ。」
Bさん「そうなんだよね。
TV業界じゃ今は4K対応がキラーコンテンツになり得るけど、
放送波自体がまだ十分に4Kを活かしきれない現状もあって、
あんまりうまく回ってる感じはしないね。
賢い消費者層は次の東京オリンピックの際の買い替えに
ターゲットを据えているようにも思うよ。」
Aさん「そうかも知れないね。」
Bさん「ま、なんにせよ、オリンピックで湧く業界は何も家電だけではない。」
Aさん「ほう、そうかな?」
Cさん「スポーツイベントが盛り上がればスポーツ用品業界だって潤うし、
スポーツバー的なお店も売り上げが上がるかも知れない。
関連書籍やなんやらの販売で出版業界だって儲かるかも知れないわよ。」
Aさん「なるほど・・・そう言われてみればそうですね。」
Bさん「まあ次回の東京オリンピックって話をすれば、
新しい競技場を作る建設業界とか、
世界中から来訪者を受け入れる宿泊業界とか交通業界とか、
周辺観光を当て込んだ自治体なんかも今から鼻息フガフガだと思うんだけどね。」
Aさん「ははは、そうかも。
いろいろ問題が山積してるみたいだけどね。」
Bさん「でさ、中には、『いやいやきみらオリンピック関係ないだろ』って業界も
便乗して盛り上がったりするじゃないですか。」
Aさん「うーん・・・まああるかも知れない・・・。」
Bさん「ところで阿部さんは、ぼくらの住む街に『五輪』って言う
地名があるのを知ってるかな?」
Aさん「あぁ、うん、あるねぇ。
中心部からは少し東の区の・・・」
Bさん「そうそう。幹線国道沿いの、まあ住宅街なわけだけど。
一応区役所も五輪町内に位置しています。」
Aさん「うんうん。」
Cさん「そして町内の西の端には、市内でも2番目か3番目の広さの公園があるわ。」
Aさん「そうですね。」
Bさん「その公園を会場に4年にいっぺん
『五輪まつり』とか開催すればいいと思うんだ。」
Aさん「あからさますぎる便乗!!!!」
区レベルでの施策として。
----------
「Meister's Brief」から自動転送
http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/07/31.html




