【揺花草子。】<その1636:思い出話。>
【揺花草子。】<その1636:思い出話。>
Bさん「学生の皆様におかれましては絶賛夏休みじゃないですか。」
Aさん「あぁー・・・そう言う時期か、もう。」
Cさん「ここ最近また天気が悪いからあんまり夏感ないわよね。
そのせいで夏だと言うことを忘れがちだわ。」
Aさん「まあ・・・確かに。
ぼくらの街よりちょっと南に行けばずいぶん違うんでしょうけどね。」
Bさん「学生にとって夏休みってのは1か月ぐらいのお休みじゃないですか。
大学生なら下手したら2か月近くお休みだよね。」
Aさん「うん、そうだね。」
Cさん「そして阿部さんは12か月ぐらいお休みよね。」
Aさん「それはもう夏休みじゃないですよね!?」
Bさん「とにかく、夏休みです。
阿部さんはやっぱり学生の頃なんかは5月の連休が終わったらもう早くも
夏休みまでの日数を指折り数えてた畑?」
Aさん「どんだけ休みが欲しいんだよ。
でも・・・まあ、待ち遠しかったと言えば待ち遠しかったねぇ。」
Cさん「その夢を叶えて1年じゅう夏休みの暮らしを実現させたわね。
頑張ったわね阿部さん。」
Aさん「だから違いますよ!? きちんと労働してますよ!?」
Bさん「そう言う怠け者の阿部さんはただただ休みを求めていただけかも知れないけれども、
ぼくなんかは結構早くお休みが明けないかなーなんて思うこともあったよ。
小学校の時なんかは。」
Aさん「へえ、そうなんだ?」
Bさん「あの頃は毎日がキラキラでピカピカで、すごく楽しかったからね。」
Aさん「(まるで今がそうでないみたいな言い方だな・・・)」
Cさん「放送委員会がとっても楽しかったんだものね。」
Aさん「あぁ・・・『ブリジットの晴れときどき☆ドキドキ』・・・」
Cさん「そう! 『ブリジットの晴れときどき☆ドキドキ』!」
Bさん「れれれれ連呼しないで!!!////
ま・まぁでも、やっぱりお休みの間は放送委員会のお仕事は当然ないし、
学校生活の中であの活動がものすごい自分にとって
価値の中心だったのは確かでね・・・」
Cさん「友達もいっぱいいたもんね。」
Bさん「ま・まぁ////」
Aさん「(ブリジットに友達・・・?)」
Bさん「ちょっと!! なにその『この人たちは一体何を言っているんだ?』みたいな顔!!
ぼくだって子供の頃は相応に友達多かったんだよ!
阿部さんみたいに人生レベルでぼっちを宿命づけられてる人間とは違うんだよ!」
Aさん「別に人生レベルでぼっちを宿命づけられてるわけではないと思うけど!?」
Bさん「とにかく、まあやっぱり委員会活動は楽しかったわけでね。
なので夏休み明けを一日千秋の想いで待ってたりもしたわけです。」
Aさん「夏休みなのに千秋とは・・・」
Bさん「ほらぼくってそう言う意味ではワーカホリックだから。」
Aさん「そう言う言い方なんか違くね?」
休むのも仕事。
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