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【揺花草子。】(日刊版:2016年)  作者: 篠木雪平
2016年7月
190/366

【揺花草子。】<その1624:1歩目を刻む。>

 【揺花草子。】<その1624:1歩目を刻む。>


 Bさん「ふたりのスティーブがガレージでコンピュータを作り上げ、

     その後の世界を変えるきっかけとなった話は知っているかな?」

 Aさん「えっと、それはアップル黎明期の伝説の話だよね?

     ジョブズの自宅ガレージでウォズニアックとともに Apple I を

     完成させたって言う・・・」

 Cさん「まあ当のウォズニアック氏自身が『ガレージで創業したと言うのは誇張に過ぎる』

     なんて言っちゃってるけどね。」

 Bさん「でもまあ、アップルと言う、その後の世界に大きな影響を与える企業の

     小さな小さな創成期のお話として広く知られているよね。

     あの頃はジョブズとウォズニアックの2人だけだった。」

 Aさん「そうだね。」

 Bさん「たった2人で今なお続くイノベーションの基礎を築いたわけだから、

     スタッフキャスト合わせて4人もいるぼくら【揺花草子。】も

     世界を変えるイノベーションを生み出せると言っても過言ではないはずだ。」

 Aさん「いや全然過言ですよ。過言過ぎですよ。

     もう日本語としておかしいってレベルで過言ですよ。

     あんな天才はぼくら4人の中にはいないだろ?

     インスピレーションの天才とエンジニアリングの天才の

     夢のコラボレーションですよ?」

 Cさん「その点私たちは

     ガチホモ二次元キモオタクソニートととあざとさ重視のブロンドツインテの

     悪夢のコラボレーションだものね。

     そりゃあ何も生み出せないわけだわ。」

 Aさん「それはそれで辛辣すぎる!!」

 Bさん「とにかく、アップルが最初に Apple I を、

     伝説に従えばジョブズのガレージで制作したのが 1976 年のこと。

     今からちょうど40年前だね。」

 Aさん「お、おぉ・・・」

 Bさん「それから、たった40年で、世界は激変した。

     今やふたりのスティーブが作り上げたものよりも

     遥かにスペックの高いコンピュータが

     ありとあらゆる家電や玩具に搭載されるような時代です。

     時代の流れ恐るべし。」

 Aさん「まあ・・・確かに。

     アポロ12号を月に届けたコンピュータはファミコンよりも低スペックだったなんて

     言われるくらいだしね。

     そこから考えると今の時代は確かに圧倒的すぎる進化だね。」

 Bさん「ジョブズは既にこの世界を去ったし、

     ウォズもアップルから離れてしまっているけれども、

     それでもやっぱり、あの頃ふたりのスティーブが思い描いた夢や理想は

     今のアップルに脈々と受け継がれている・・・と、ぼくは信じたい。」

 Aさん「うん・・・。」

 Bさん「その始まりに、あのガレージがある。

     そのことはきっと忘れちゃいけないと思う。

     だからぼくは、今日この日に、ガレージを想うよ。」

 Aさん「ガレージを・・・想う?」


 Bさん「今日は納屋の日だからね。」

 Aさん「7月8日だから!!?」


 少し強引。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/07/08.html


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