【揺花草子。】<その1620:表現できたぜおれのハートを。>
【揺花草子。】<その1620:表現できたぜおれのハートを。>
Bさん「ティッシュのかっこいい言い方を思いついた。」
Aさん「えっ・・・なに?」
Bさん「だから、ティッシュのかっこいい言い方を思いついたの。」
Aさん「かっこいいってなんだよ・・・。」
Cさん「見栄えがしたり、態度・行動がさわやかだったりして心ひかれる、
という気持ちで使う語。
すばらしい。」
Aさん「そう言う言い方をするならもうちゃんと
『出典:デジタル大辞泉』って言ってください!!
いや・・・と言うか、かっこいいもなにも、ティッシュはティッシュだろ?
ちり紙とか鼻紙とかをそこそこかっこよく言ってティッシュだろ?
もうかっこいいの限界に到達してるんじゃないの?」
Bさん「そうやって何でも自分で勝手に限界を決めちゃって
努力することをやめちゃうのは阿部さんのとてもダメなところだ。」
Aさん「ちょっ!! えっ!? なに!!?」
Cさん「そんな向上心のなさでイノベーションを起こせるはずもないわよね。
阿部さんに代わる人材を外部招聘するのも検討の俎上に挙げるべきね。」
Aさん「いやなんなんです!? えらい酷い言われようですけど!!?」
Bさん「とにかく、阿部さんの言うところの限界に行きついたかっこよさのティッシュ。
これをもっともっとかっこよくしてやろうと言うのがぼくの腹積もりです。
阿部さんが諦めた限界を突破してみせるぜ!」
Aさん「なんでそんな鼻息荒いんですかね・・・。
そこまで言うならぜひ聞かせてよ、そのティッシュのかっこいい言い方とやらを。」
Bさん「いいよっ! 目をかっぽじってよく聞きなよ!」
Aさん「目をかっぽじるのかよ!! なんで目なんだよ!!」
Cさん「そのぐらい音の入り口を多くしておいた方が良いってことよ。」
Aさん「どう言うことですか・・・。」
Bさん「ともかく、ぼくが考えたティッシュのかっこいい言い方。」
Aさん「お・おう・・・。」
Bさん「レッド・ホット・チリ・ペーパー。」
Aさん「鼻かんだらすごいヒリヒリしそうだな。」
かっこいいかと言われると。
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