【揺花草子。】<その1616:帝王。>
【揺花草子。】<その1616:帝王。>
Bさん「本格的な夏はすぐそこですね。」
Aさん「うーん・・・すぐそこか・・・?
まだまだ絶賛梅雨の季節ですよ?」
Cさん「宇宙的スケールで言えばすぐそこじゃない。」
Aさん「なんで宇宙的スケールで言うんですか。
と言うか宇宙的スケールで言ったら
我々が知覚できるあらゆる現象が全てすぐそこってレベルでしょもう。」
Bさん「そう考えると人生ってはかないよね。」
Aさん「いやそう言う話?」
Bさん「人の夢と書いて 儚・・・ 何か物悲しいわね・・・。」
Aさん「アグリアス姐さん!!?
すごい懐かしいネタ引っ張って来たな!!!」
Bさん「まあともあれ夏はすぐそこって話です。」
Aさん「はぁ。」
Bさん「でも本格的な夏を迎える少し前、今ぐらいの時期が
実はいちばん紫外線に気を付けるべき時期なんだそうですね。」
Aさん「ああ、そうなの?」
Cさん「ほら今の時期って曇りや雨の日も多いし陽射しも夏程は強くないから
紫外線対策をちゃんとしないことも多いでしょ?
でも5月から8月ぐらいまではもうずっと紫外線って同じぐらい強いから、
油断して対策を怠ってると大変なことになりますよ、ってことなんですって。」
Aさん「うーん、なるほどなるほど。
確かに夏は帽子を被ったり日傘を差したり腕を出さないようにしたり
してる人は良く見かけるけど、今の時期はまだそんなでもないもんね。
する必要がない程度の雰囲気があるもんね。」
Bさん「それが紫外線の野郎の策略なんだよ。
油断してると後ろからズドンだよ。」
Aさん「後ろからズドンってなんだよ。」
Bさん「そんなわけで、ぼくは今の時期からもうちゃんと
対策をしておくべきだよと世に訴えたい。」
Aさん「訴えたいんだ。例えば?」
Bさん「『5月から8月までは基本家の中にいましょう。』」
Aさん「引きこもり推奨!!?」
Bさん「あるいは
『海とか山とか川よりもおうちの方が便利で楽しいですよ。』」
Aさん「完全にインドア派の勧めだね!!?
もう少しないの!?
世の中のすべての人がおうち大好きってわけじゃないよ!?」
Cさん「確かにいくらインドア決め込もうとしても私たちみたいな社会人は
毎日外に出て仕事に行くわけだしねぇ。」
Aさん「(『私たちみたいな社会人は』・・・? 『毎日仕事に行く・・・?』)」
Cさん「なによその知らない言葉を聞いたみたいなリアクション・・・。」
Bさん「うーん、しょうがないなぁ。
じゃあお外に出なきゃいけない時の心がけを世に訴えようか。」
Aさん「ほうほう、うん、前向き。
例えばどんな?」
Bさん「『あぶなァーーい! 上から襲って来るッ!』」
Aさん「スピードワゴン!!???」
むしろ紫外線に弱い。
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