【揺花草子。】<その1613:あの背中を追いかけて。>
【揺花草子。】<その1613:あの背中を追いかけて。>
Bさん「お医者さんになりたい。」
Aさん「えっ、そうなの?
えっ、それは、なに、マジ夢?」
Bさん「マジ夢ってなにさ!
まじめに考えてるんだよ! 将来の夢と言うか目標だよ!」
Aさん「へぇ・・・。
なんと言うか、意外だねぇ。」
Bさん「意外、かなぁ?」
Cさん「阿部さん的には『将来の夢はお嫁さんですけど?』とか言って欲しかった?」
Aさん「どう言うことですか!////」
Bさん「とにかくお医者さんになりたいんです。」
Aさん「そうなんだ・・・。
いやすごく立派な夢だと思うし、まあいろいろ要領がいいきみは
本気で頑張ればなんか実現しちゃいそうな気がするけど、
なんでまたお医者さんなの?」
Bさん「そこはほら、子供の頃に大病を患って、
でもそんなぼくを全力で救ってくれたお医者さんがいて、
それでぼくもそんな風に人の命を救えるようになりたい的な憧れが・・・」
Aさん「えっ、そんな過去があったんだ?
知らなかった・・・
カトリーヌさん、本当ですか?」
Cさん「さあどうかしらね。
既往歴はとりわけ秘匿性の高い個人情報だから。
コメントは差し控えさせてもらうわ。」
Aさん「なんか釈然としませんねそれ・・・。」
Cさん「どっちにしてもなにか大ピンチを救われた経験がある子供が
その大人の姿に自分も近づきたいと思うのはごく自然だわ。
デクくんだって自分を救ってくれたオールマイトに憧れて
雄英の門を叩いたわけでしょ。」
Aさん「プルスウルトラ的な!!?」
Bさん「とにかくお医者さんです。
夢はやっぱり開業医。」
Aさん「ほほう・・・。」
Bさん「だいたい
『あ、それは風邪ですねー』
って言うよ。」
Aさん「ヤブ医者ここに極まれり!!!」
そんな医者なら誰にでもできる。
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