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【揺花草子。】(日刊版:2016年)  作者: 篠木雪平
2016年6月
175/366

【揺花草子。】<その1609:ギターも弾けたんですね。>

 【揺花草子。】<その1609:ギターも弾けたんですね。>


 Bさん「香川しんじ装置がすごかったんですよ。」

 Aさん「えっ・・・なに装置って?」

 Bさん「香川しんじ装置だよう!

     なんなの阿部さんは耳にタンポポでも詰まってるの?

     耳の中で花を咲かせようとしているの?」

 Aさん「ちょっ!! 怖いこと言わないでよ!!」

 Cさん「日本代表不動の中盤の要・香川真司選手ね。

     今はドイツでプレーしてるわね。」

 Aさん「もちろん知ってます。」

 Bさん「ピタゴラスイッチに出たんですよ。」

 Aさん「Eテレの?」

 Bさん「そう。」

 Aさん「香川選手が?」

 Cさん「そう。」

 Aさん「あ、でも前に巨人の選手とか川崎フロンターレの選手が

     『アルゴリズムたいそう』のコーナーに出たりしてたもんね。

     今回もそんな感じ?」

 Bさん「装置って言ってるじゃん!

     なんなの阿部さんは日本語を翻訳サイトで外国語に変換して

     また日本語に翻訳し直す手続きでも踏んでるの?

     なんでそんなに話通じないのさ〜!」

 Aさん「いや・・・え・・・だって装置って・・・?」

 Cさん「つまり、ピタゴラ装置の一部として香川選手が出演したってことよ。」

 Aさん「ど・・・どう言うことです・・・?」

 Bさん「あのね、普通のピタゴラ装置は、スタートでビー玉とかボールとかをリリースしたら

     後は基本自動でどんどん進んで行くじゃない?

     ドミノを倒したり橋をぐるっと回転させたりリフトをついーっと流れたりして

     フィニッシュまで到達するものじゃん。」

 Aさん「そうだねぇ。

     ハラハラドキドキしながら観ちゃうよね。」

 Bさん「『香川しんじ装置』は、最初はいきなり登場した香川選手が

     普通のピタゴラ装置にビー玉をリリースするところから始まるんだけど、

     いくつかのギミックを繋げていくうちにサッカーボールに変わるんだよ。

     で、くるんと回ったバケツから放られたボールを、

     スタート地点から回り込んでた香川選手が華麗にリフティングする。」

 Aさん「お・おぉ・・・」

 Bさん「それで、そのまま、ヘディングで次の装置に投入。

     ティンパニやらドラム缶やらを経由して、最後は円形の的に向けて

     ノートラップでボレーシュート!

     見事『ピ』の文字が登場すると言うすごい装置なの!」

 Aさん「おぉ・・・!!!!!」

 Bさん「屋外での撮影と言うのもぼくが知ってる限りは初だし、

     途中で人の手が介する装置と言うのもたぶん初。

     ピタゴラ装置の概念をいろんな方面でブチ破ったすごい装置だったんだよ!」

 Cさん「たぶん朝の『ピタゴラスイッチ・ミニ』とかでも

     この先何回かは放送されるでしょうから阿部さんも観てみるといいわ。」

 Aさん「ええ、そうですね・・・!

     ちょっと観たくなって来ました・・・!」

 Bさん「いやーでもちょっと初めて観たときは血圧上がっちゃったよ。

     プロさすが!!って思っちゃった。」

 Aさん「ほほう・・・!」


 Bさん「さすがプロ初打席初ホームランと言う

     衝撃的なデビューを果たしただけあるよね。」

 Aさん「それ香川違い!!!!!」


 ホントは良く知らないんじゃないか疑惑。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/06/23.html


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