【揺花草子。】<その1602:子供の情景。>
【揺花草子。】<その1602:子供の情景。>
Bさん「今日は通算1,602回目ですので。」
Aさん「1,602回目ですねぇ。」
Bさん「色鬼をします。」
Aさん「色鬼・・・ですか・・・。
こんな狭いスタジオでか・・・。」
Cさん「ルールは大丈夫よね?」
Aさん「ええ、はい、もちろん。」
Bさん「色鬼は鬼ごっこの一種で、ターンの開始時に鬼が任意の色をなにかひとつ叫ぶ。
追いかけられる側はその鬼が指定した色を周辺から探し出して、
鬼に捕まる前にそこに触れたらセーフ。
色を見つけられずに鬼に捕まっちゃったらアウト。って言うルールだよね。」
Cさん「例えば鬼が『緑!』って言ったら道端の雑草に触るとか、
『黒!』って言ったら路傍の車のタイヤに触るとか言った類ね。」
Aさん「ルールは大丈夫って言ってるじゃないですか。
なんでわざわざ説明するんです?」
Bさん「あのねえ阿部さん、ぼくら【揺花草子。】は今や世界中に読者を抱えているんだよ。
日本の子供の色鬼と言う遊びがぼくらの記事を読んでくれるあらゆる人に
共通認識として浸透しているとでも思ってるの?
阿部さんのそう言う視野の狭さホントがっかりする。」
Aさん「ちょっ!! 随分貶してくれるじゃないの!!
そんな世界中に読者がいるわけないだろ!!」
Cさん「インターネットで公開されている以上世界中の誰もが
読む可能性はあると言えるじゃない。
そう言う意味で潜在読者数は70億人以上よ。」
Aさん「ほとんど潜在読者数じゃないですか!!
顕在読者数を数えましょうよ!!」
Bさん「とにかく、色鬼です。
今日はこう言うネタをやるつもりで来たから、
いつもよりもカラフルな服を着て来ているよ。」
Aさん「おっ・・・そうなの?
そう言われると確かにきみの今日のワンピはいつもより鮮やかな色使いかも。
パステル調寒色系を中心にしたいろんな色が入ってるね。」
Bさん「でしょでしょ?
今日のぼくは強いよ〜。」
Aさん「けどそれは諸刃の剣でしょ?
きみが鬼のターンになったらきみの服のそのカラフルさは
ぼくにとっても有利に働くよ。」
Bさん「なるほど、じゃあ阿部さんは
たとえばぼくが『ペールグリーン!』とか言ったら
ぼくが着てるワンピのこのお腹のあたりにタッチしようと言う算段だね。」
Aさん「まあ、そうだね。」
Bさん「お巡りさんこっちです。」
Aさん「公権力に訴えられた!!!!!」
完全にセクハラ。
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