【揺花草子。】<その1599:はかなきものとともにすごす。>
【揺花草子。】<その1599:はかなきものとともにすごす。>
Bさん「阿部さん『ドグラ・マグラ』読んだことある?」
Aさん「『ドグラ・マグラ』って・・・夢野久作の?」
Bさん「そうそう。」
Aさん「いやー・・・さわりだけは読んだことがあるけど、
最後まで読んでないなぁ。」
Bさん「そうなんだ? それは意外。」
Aさん「意外? かなぁ・・・?」
Cさん「『ドグラ・マグラ』って、俗に
『読むと精神に異常をきたす』って言われるじゃない。」
Aさん「ああ。はい。言われますねぇ。」
Bさん「阿部さんの日頃の奇行はそこに由来するんだと思ってたから。」
Aさん「いや読むと精神に異常をきたすってのはものの例えですよ!!?
と言うかぼくの日頃の奇行ってどう言うことだよ!!」
Bさん「でさ、『ドグラ・マグラ』ってさ、『日本三大奇書』の1つに数えられてるじゃない。」
Aさん「あー、うん。そうだね。」
Bさん「『三大』と言うけど、じゃああとの2つはなんだろう?」
Aさん「えっ。」
Bさん「『ドグラ・マグラ』はとても有名だし、
ある程度本を読む人ならみんな知ってる作品だと思うけど、
残りの2つはたぶんミステリに精通してないとなかなか分からないと思うんだよね。」
Aさん「うーん・・・確かに・・・。
実際ぼくも知らないしね・・・。」
Bさん「一応収録に先立って調べて来たんだけれどね。
日本三大奇書。
夢野久作の『ドグラ・マグラ』、小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』、
そして中井英夫の『虚無への供物』。」
Aさん「うーーーん・・・・・・。
正直ピンと来ない。」
Bさん「だよね。
さっきも言ったけど、ミステリに詳しい人ならちゃんと分かるんだろうけど、
ライト層にはちょっと敷居が高い。」
Aさん「いや・・・大丈夫そんなこと言って?
ミステリガチ勢に全力で批判されるんじゃない?」
Cさん「そこはもうごめんなさいよね。
アンチミステリーとして流してもらいたいところよ。」
Aさん「アンチミステリーってそう言う意味じゃないですよね?」
Bさん「ま、ともかく、今ひとつ充分な知名度じゃない『三大奇書』の2つ。
そこでぼくは、ライト層にもリーチできる作品を
ラインナップに加えるといいんじゃないかと思ったよ。」
Aさん「思っちゃったんだ・・・。
どんな作品なの?」
Bさん「ズバリ『ピンクダークの少年』。」
Aさん「それでリーチできるのは
ジョジョガチ勢だけだよ!!!!!」
アメリカ人はセンスがダサいとか言い切っちゃう系。
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