【揺花草子。】<その1593:思いつき。>
【揺花草子。】<その1593:思いつき。>
Bさん「栗きんとんが食べたい。」
Aさん「半年待て。」
Bさん「おぉ〜早ーい。」
Cさん「正しい〜〜〜」
Aさん「どうも・・・
って言うか栗きんとんってなんだよ。なんで突然栗きんとんなんだよ。」
Bさん「バーバー空豆のマスターさんは
『空豆クリキントン』って名前なんだよ。」
Aさん「タロさとピースケの親父!?
それがなんの関係があるの!?」
Bさん「季節のものを季節に頂く。
それが粋人の生き様だと思うんですね。」
Aさん「まあ、それはそうだと思うよ。」
Bさん「しかしながら、今の時代、野菜や果物ってあんまり
季節感なくなって来てるじゃないですか。
大きいスーパーに行けばイチゴやリンゴはいつだって買えるし、
白菜やオクラだっていつでも売ってます。」
Aさん「うーん、それはなんと言うか農業技術の進歩がもたらしたものじゃない。
季節感が失われたと否定的に捉えることも出来るだろうけども、
食べたいものをいつでも食べられると言う意味では
肯定的に見ることも出来るんじゃないかなぁ。」
Cさん「さすが阿部さん効率思考。」
Aさん「えっそうですか!?」
Bさん「いつでも食べられることと、いつでも食べたいはイコールではないよ。
じゃあ阿部さんは冷やし中華を真冬に食べますかって話だよ。
アツアツのおでんを真夏に食べますかって話だよ。」
Aさん「い・いや・・・それは・・・。」
Bさん「食べようと思えばいつでも食べられる。
でも、食べたいと思える時に食べたい。
その欲求に従いたいんだ。」
Aさん「あれ・・・? きみ冒頭で栗きんとんが食べたいって言ってたよね・・・?
言ってること逆じゃない・・・?」
Bさん「それはアイスが年中美味しいのと一緒。」
Aさん「意味わからん。」
意味わからん。
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