【揺花草子。】<その1589:レゾンデートル。>
【揺花草子。】<その1589:レゾンデートル。>
Bさん「衣替えの季節ですね。」
Aさん「そうですね。」
Cさん「阿部さん的には道行くJKたちがブラウス姿になって
いろいろ嬉しい感じよね。」
Aさん「そう言う言い方しないでくれません?
ブラウス姿になるのは別にJKだけじゃないでしょ・・・。」
Bさん「まあでもこの街じゃまた少しすると寒くなっちゃうんだけどね。」
Aさん「そうだねぇ。
衣替えしたとたん寒くなったりとかするもんね。」
Bさん「服装もそうだけど、季節によって髪型を変えるって人もいるじゃない。」
Aさん「あぁ、うん。
暑くなって来たから髪を短くしたりとか。」
Cさん「失恋したから髪をバッサリとかね。」
Aさん「今日びそんな人いますかね?」
Bさん「短くする以外にも、普段は下ろしてる髪をまとめたりすることもあるじゃない。」
Aさん「うんうん。」
Bさん「今日のぼくのように。」
Aさん「おっ・・・おう・・・////
確かに今日のきみはちょっと珍しくポニテにしてるけど・・・////」
Cさん「見慣れない髪型に新しい魅力を見つけてドキドキと言ったところかしら?」
Aさん「なに言ってくれてるんです!?」
Bさん「でもさ、リアルな話、あんまりポニテって見かけない髪型ですよね。」
Aさん「えっ・・・あぁー・・・まあ、確かにそうかも・・・。
後ろで1つにまとめるとしてもだいたいポニテと言うよりは
襟足ぐらいのところでまとめる人多いもんね。」
Bさん「同様に、現実にはあんまりツインテにしてる人もいないですね。」
Aさん「まあ小中学生とかならいるかも知れないけど、
そこそこ大人の人ではね。確かにあんまりないかもね。」
Bさん「でも二次元ではポニテもツインテも鉄板じゃないですか。
だいたいの作品にどっちかはいますよね。」
Aさん「うーん。
まあどっちかと言うと記号的な意味合いが強いしねぇ。」
Cさん「それといわゆる『お嬢様結び』も現実ではあまり見かけないわよね。
これも二次元専用って感じ。
阿部さんの意見に沿えば、そのキャラクターがいーとこのお嬢さんだってことを
外見だけで判断させる記号としての役割があるわね。」
Aさん「確かに・・・。」
Bさん「そんな風に、二次元には二次元の流儀とでも言うべきものがある。
二次元では普遍的に描かれてる文化や慣習も、
三次元側では奇異に映るってことだって少なくないよね。」
Aさん「まぁ、それは・・・。」
Bさん「現実にはボクっ娘だっていないしね。」
Aさん「なにその唐突な自己否定!!???」
全くいないとまでは言えないんじゃないでしょうか。
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