【揺花草子。】<その1588:Best Friends。>
【揺花草子。】<その1588:Best Friends。>
Bさん「今日は6月2日ですね。」
Aさん「そうですね。」
Bさん「なので今日は『無二の親友』と言う架空の存在について議論したいと思うよ。」
Aさん「架空の存在ってなに!!?
なんで無二の親友が架空なんだよ!!」
Cさん「そう言う阿部さんは、じゃあ無二の親友と呼べる人はいるのかしら?」
Aさん「えっ?
うーん・・・いや・・・
ふつうに友達はいるけれども、無二の存在となると、それはそれで・・・」
Bさん「ちょっと話盛った?」
Aさん「盛ってない!! なに言ってんの!?」
Bさん「いや『ふつうに友達はいるけれども』と言う
ちょっと看過できないセンテンスがあったから。」
Aさん「なに言ってくれてんの!? 友達ぐらい普通にいますよ!?」
Cさん「モニタの向こうにとか?」
Aさん「そう言うのではなく!!
ちゃんと三次元の!!」
Bさん「阿部さん早くもVRに手を出し始めたんだ?」
Aさん「そう言う三次元ではなく!!
リアルな!! ヴァーチャルじゃないタイプの!!」
Bさん「まあツチノコレベルの阿部さんの交友関係なんてどうでもいいんだけど、
とにかく無二の親友の話ですよ。」
Aさん「なんでぼくの友達がUMA呼ばわりされなきゃならないんですかね・・・。」
Bさん「ふつうの友達、あるいは親友と無二の親友の境目とはどこだろうね?」
Aさん「えっ・・・それは、なんて言うか、相手が自分にとって絶対不可欠な存在とか、
その人の代わりになるような人はあり得ないって思えるような・・・
って感じじゃない?」
Bさん「なるほど。
つまり無二の親友と呼べる人がいないと言う阿部さんは友達に対して
『この人は自分にとって別に不可欠じゃないな』とか思いながら接してるわけだ。」
Aさん「そう言うイヤな言い方しないでくれよ!!
すごい感じ悪いヤツじゃないかそれ!!!
なんかこう・・・もう少し言い方あるだろ!?」
Cさん「『そこそこ友達』みたいな?」
Aさん「それもっと酷い言い方じゃないですか!!
割と身も蓋もない感じじゃないですか!!」
Bさん「まあともかく、例えば自分がある友達のことを無二の親友だと思っていても、
相手もそう思ってくれているかどうかはぶっちゃけ判らないじゃないですか。」
Aさん「いや・・・まあ確かにそれはそうだけど、
思うに無二の親友と言い合える間柄なら
もうそう言う懸念は超越してるレベルに達してるんじゃないのかな・・・?」
Cさん「つまり相手がそう思ってくれてないなら無二の親友とは呼べないと言う解釈ね。」
Aさん「まあ、ええ。」
Bさん「そう考えると無二の親友と言うラベリングはかなり重いね。
大袈裟に言えばそれは相手にも同じ『覚悟』を強いることになるわけだし。」
Aさん「覚悟・・・まあ言い方って気もするけど、確かにそうかもね。」
Bさん「もう少しフランクに、お互いがお互いを大切だと表わせる言葉が
あってもいいんじゃないかな。」
Aさん「うーん・・・どんな?」
Bさん「『ムニ友』みたいな。」
Aさん「一気に軽薄になったな。」
ブリジットにとって阿部さんはどうなのかと言うと。
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