【揺花草子。】<その1584:試されるだろう。>
【揺花草子。】<その1584:試されるだろう。>
Bさん「やっぱり部活ものって鉄板じゃないですか。」
Aさん「え、なに?」
Bさん「マンガとかラノベとかでさ、学園コメディ的な作品は
だいたい主人公が何らかの部活に入ってて、その仲間たちと何やかやってのが
王道でしょうと。」
Aさん「まあ・・・確かにそう言う作品は多いよねぇ。」
Cさん「話の筋も、『廃部寸前で部員を集めなきゃいけないとこに強引に誘い込まれた』とか
『顧問の先生を探さなきゃいけない』とか
『ろくに活動をしてないのを生徒会にとがめられてピンチ』とか、
わりとよくあるパターンよね。」
Aさん「確かにそう言うのありますね・・・。」
Bさん「でさ、その所属する部活についても、よくあるものは
たいてい出尽くしてる気がするんだよね。
『けいおん!』みたいな軽音部とか、『氷菓』みたいな古典部とか、
あと文芸部とか美術部とか漫研とか茶道部とか、
まあ世の中にありそうな文化部はだいたい部活ものマンガがあると言って
過言じゃないんじゃなかろうか。」
Aさん「まあ、そうだねぇ。
そこらへんの王道をわざと外そうとして奇抜な部活をテーマにするものもあるよね。」
Cさん「同人ゲームを作る部活とかフィギュアを作る部活とかを
取り上げた作品も最近はちらほら見かけるわね。」
Aさん「そうですね。」
Bさん「そんなわけで百花繚乱の部活もの。
ぼくら【揺花草子。】がいまいちパッとしないのはそう言う
確固とした軸がないせいなんじゃないかと思うんだよね。」
Aさん「えっ・・・そうですか・・・? そう言うレベルの話じゃないんじゃない・・・?
第一ぼくら学生じゃないしね・・・」
Cさん「社会に疎い阿部さんにはわからないかも知れないけど
世の中には実業団と言うものもあるのよ。」
Aさん「いやそんぐらい知ってますよ!?
・・・つまりなにか、ぼくらも部活動を
やってみればいいんじゃないかと言いたいわけ?」
Bさん「その通りです。」
Aさん「なにをやりたいの? アニ研?」
Bさん「それはプライベートでやっているので別にいい。」
Aさん「(別にいいんだ・・・)」
Bさん「ほらぼくと言えば結構な歴女じゃないですか。」
Aさん「歴女・・・うーん・・・どうだろう・・・。
でもまあ、確かに歴史の話題は【揺花草子。】でもよく出てくるね。」
Bさん「そこらへんを掘り下げていきたいなぁと思って。」
Aさん「そうなの? じゃあ歴史研究会みたいなってこと?」
Bさん「いや、それだと割とありきたりだし、ちょっと地味じゃないですか。」
Aさん「(全国の歴研の方々が怒るぞ・・・)」
Cさん「もう少しポイントを絞りたいと思うのよね。」
Aさん「ポイントを。」
Bさん「歴史の中でも、戦国時代から明治維新に至るまでを彩った職業軍人、
すなわち武士の方々を研究するような部活をやりたいの。」
Aさん「へぇ、武士・・・。」
Bさん「部活名は『サムライ部!』」
Aさん「『ラブライブ!』みたいに言ってるけど!!」
スクールサムライ的なやつになります。
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