【揺花草子。】<その1575:上方とも繋がっていたと言います。>
【揺花草子。】<その1575:上方とも繋がっていたと言います。>
Bさん「もうすぐ梅雨ですね。」
Aさん「いや・・・梅雨まではもう何週間かあると思うけど・・・。
ちょっと気が早いんじゃないですかねぇ・・・。」
Cさん「私達の住むあたりは例年だと6月中旬ぐらいが梅雨入りの時期よね。」
Aさん「そうですね。
確か去年はえらい梅雨入りが遅かったんじゃなかったでしたっけ。」
Bさん「そうだったね。
そのくせ明けるのはいつもと同じぐらいの時期だったから
あんまり梅雨って実感がなかった印象です。」
Aさん「ふむふむ。」
Bさん「梅雨って、語源については諸説諸々あってハッキリしないみたいだね。」
Aさん「そうなの? 梅の花が咲く時期だからとかじゃないの?」
Cさん「梅の花が咲くのは桜よりももっと前でしょう。
どんだけ常識ないのよ阿部さん。」
Aさん「イヤッ! 種類によってはみたいな・・・」
Bさん「そう言う観点では梅の実が熟す頃だから梅雨、みたいな意味合いはあるらしいけどね。
あとは音読みした『ばいう』は『黴雨』、つまりカビの生える時期と言う意味も。」
Cさん「毎日のように雨が降るから『毎雨』に、『梅』の字を当てて『梅雨』と
呼ぶようになったって説もあるけど、これはちょっと無理矢理すぎる気がするわね。」
Aさん「まあ・・・そうですね。」
Bさん「でもどっちかと言えば梅雨って言い方よりも『五月雨』って言った方が
風情があってぼくは好きだな。」
Aさん「あぁ・・・うん、確かにそうだね。綺麗な言い方だよね。」
Cさん「光の加減で金にも見えるような長くて淡い青髪と
ドジッ子だけど頑張り屋さんなところがすごく良いわよね。」
Aさん「それは白露型駆逐艦の方でしょ。」
Bさん「雨が続くのは憂鬱だけど、でも雨はちゃんと大地に恵みを与えてくれるよね。
雨があるから森は育つし、山も潤う。
それが巡り巡って人のためになるわけだから。」
Aさん「それは、そうですね。
森が失われるといろいろいけないもんね。
五月雨がこの国の自然に対して果たしている役割はものすごいものがあるよね。」
Cさん「単純に渇水気味の地域にとっては文字通り直接的な水源確保にもなるわけだしね。」
Bさん「そんなわけで、五月雨超大切。
ないと大変です。」
Aさん「うん。」
Bさん「最上川も速くなれないし。」
Aさん「別に速くなりたいわけじゃないと思うよ?」
水量豊か。
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