【揺花草子。】<その1568:秘密。>
【揺花草子。】<その1568:秘密。>
Bさん「今回の話数が公開されるのはゴールデンウィークが終わってだいぶ過ぎた後ですけど、
ぼくら的な文脈では今日はゴールデンウィーク最終日ですね。」
Aさん「あぁ・・・うん、そうですねぇ。
はっきり言っちゃうんだねそう言うこと・・・。」
Bさん「今日さ、午前中すごい風強くなかった?」
Aさん「あぁー、強かったねぇ。
吹き荒れていたよね。」
Bさん「午後にはだいぶ気温が上がりそうだって言う予報だったから、
今日は少し軽めの服装で来たんだけどさ。
なんか風でワンピの裾がめくれ上がりそうになるたびに
いやーんって感じだったよ。」
Aさん「いや言ってもきみ今日もいつも通りレギンス穿いてるだろ。」
Bさん「レギンス穿いてたらスカートめくれても平気とかあるわけないじゃん!!
なに言ってくれてんの阿部さん!!
そう言うレベルの話じゃないんだよう!」
Aさん「うっ・・・あぁ、ご・ごめん・・・」
Cさん「そう言う『見えないなら別にいいだろ』的発想がさすが男って感じよね。
『パンツじゃないから恥ずかしくないもん』とでも思うの?」
Aさん「イヤッ!! そ・そう言うわけじゃ・・・」
Bさん「まあとにかくすごい風が強くてさ。
道行く自転車が風で煽られてふらふらしてて、すごく危ないなあって思った。」
Aさん「あぁ・・・。」
Bさん「ショッピングセンターから出て来たお客さんのカートから
大きな油揚げが舞い上がった様にはさすがに笑っちゃったけど。」
Aさん「油揚げ・・・それは、まぁ、笑うかも。」
Bさん「そんなわけですごい風だったんです。
スカート押さえながら風の中を歩く女の人たちも大変そうだったけど、
帽子をかぶった人たちも大変そうだなーって思ったよ。」
Aさん「うん。飛ばされちゃいそうだよね。」
Bさん「だよね。
で、ぼく、不意に思ったんだけど。」
Aさん「え?」
Bさん「これだけ風が強ければ
オールウェイズ着帽の中の人も
帽子を諦めるんじゃないかな?」
Aさん「飛ばないような仕組みになってるんだよあの人のは。」
見せられないよ。
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