【揺花草子。】<その1554:わりと良く出会う。>
【揺花草子。】<その1554:わりと良く出会う。>
Bさん「ゴルゴーンいるじゃん?」
Aさん「ゴルゴーンって・・・ギリシア神話の?」
Bさん「そうそう。」
Cさん「なぁ〜〜〜でこぉ〜〜〜だYO!」
Aさん「それ撫子でしょ!!
似て非なるものでしょ!!!」
Bさん「伝説によると、ゴルゴーンはいわゆる『邪眼』の能力を持ちますね。」
Aさん「ああ、うん、そうですね。
その目を見た相手を石化する・・・」
Bさん「そうそう。
ギリシア神話の伝説に登場するゴルゴーン3姉妹の末妹メドゥーサは、
まあぶっちゃけ自分が可愛すぎるのを鼻に掛け調子こきすぎちゃったもんだから、
女神アテナの怒りを買ってしまった。
で、アテナから授かった盾で身を守ったペルセウスに討ち取られてしまう。」
Aさん「うん、有名な伝説だけどそう言う言い方をするとアテナ様がただの
やっかみとかひがみでメドゥーサをいじめてるみたいに聞こえるなぁ。」
Bさん「ともかく、そんな風に、身を守る手段があればゴルゴーンの邪眼を
退けることが可能だと言うことです。」
Aさん「まあ、そうだね。」
Bさん「でも伝説に謳われる青銅の盾は重いしかさばるじゃないですか。
だから例えば、安眠用のアイマスクとかでも代用できるんじゃないかな。」
Aさん「えっ・・・まあ確かに直接目を見たことにはならないから平気そうだけど・・・
って言うかアイマスクだけでゴルゴーンの石化能力無効化とかって
お手軽にも程があるな。」
Bさん「じゃあ、紫外線カット率99%くらいのサングラスならどうだろうね?」
Aさん「いや石化能力と紫外線はさすがに関係なくない?」
Cさん「でも最近のサングラスは偏光フィルタが入ってるものもあるのよ。」
Aさん「いやそれだと逆にすごく効果的に石化ビーム入って来るんじゃないですかね。
ビームかどうか知りませんけど。」
Bさん「じゃあ、裸眼じゃ10センチ先の指の数も分かんないぐらいの
すごい近眼の人だとしたらどうかな?」
Aさん「えっ・・・うーん・・・それは・・・。
そう言う『見たか認識してるかどうか』に依存するわけじゃない気がするし・・・」
Bさん「そう? それだったらさっきのアイマスクで無効だって
おかしいってことにならない?」
Aさん「あ、そうか・・・。
やっぱり『ゴルゴーンに見られちゃった!』って言う認識が
石化発動のトリガーなのかな。」
Bさん「となると、すごい近眼の人は、
『なんか今ゴルゴーンに睨まれたような気がするけど
ちょっと分かんないなぁ・・・・』
って感じになるわけじゃないですか。」
Aさん「まぁ・・・。」
Bさん「そう言うのって、自覚症状的には、すごい身体が固くなるみたいな形で
現れるんじゃないかな?」
Aさん「身体が固くなる・・・どう言う?」
Bさん「例えば肩こりとか腰痛みたいなさ。」
Aさん「そう言う仕組みなの?」
バキバキに固くなるみたいな言い方しますよね。
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