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【揺花草子。】(日刊版:2016年)  作者: 篠木雪平
2016年4月
107/366

【揺花草子。】<その1541:anaburuy。>

 【揺花草子。】<その1541:anaburuy。>


 Bさん「春クールに入って2週目も終わろうかと言う頃合いだけど、

     冬クールの総括をやってなかったね。」

 Aさん「えっなにそれ毎クール恒例のイベントみたいな言い方してるけど?」

 Cさん「いつもは阿部さんを呼ばないでやってたから。」

 Aさん「酷くないです!!? なんですか3人でそんな楽しそうなことやってたんですか!?」

 Bさん「冬クールは、まあ前クールから引き続きの『おそ松さん』が

     かなりムーブメントを起こした印象だね。」

 Aさん「まあ・・・そうだね。すごい話題作だったよね。」

 Cさん「阿部松さん的にはそうでもなかったのかしら?」

 Aさん「だからぼくをあのニート兄弟の一員みたいな位置づけにするのは

     やめて欲しいんですけど!?」

 Bさん「複数クールもので言えば『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』とか

     『ルパン三世』も良かったね。」

 Aさん「そうだねぇ。

     やっぱり2クールぐらいでじっくり腰を据えて描いた方が

     作品の完成度は上がると思うよ。

     1クールではちょっと駆け足すぎるもん。」

 Cさん「その点は私も同意見ね。

     年間なん100本もの作品が生まれては消費されて、

     次の年にはほとんど話題にも上らない。

     そのくせメディア化に相応しい良作な原作が枯渇してるとかって、

     そりゃそう言う使い方をしてれば早晩そうなるじゃないって話よ。」

 Aさん「うーん。確かに。」

 Bさん「まあもちろん、1クールだからこそ短期決戦的に

     高いクォリティで駆け抜けられるって言う側面もあるんだと思うけどね。」

 Aさん「それも一理あるけど。」

 Bさん「そんな中、毎クール優れた作品を提示してくるノイタミナ枠。

     冬クールは『僕だけがいない街』でしたね。」

 Aさん「うん、そうだった。さすがノイタミナって感じだったよね。」

 Cさん「阿部さん的には加代ちゃんが可愛くて仕方ない的な。」

 Aさん「イヤッ!! べ・べつにそう言うわけでは・・・!」

 Bさん「実写映画化もされるらしいし、なかなか高い評価を得たと思うんだよね。

     主人公の悟くんは阿部さんみたいなうだつの上がらないダメ青年だけど、

     『リバイバル』って言う過去に遡る能力があって、

     それで子供の頃に戻って同級生の殺人事件を未然に防ごうと奮闘する。」

 Aさん「いやうだつの上がらないとか地味に今ぼく腐された気がするんだけど?」

 Cさん「でも悟くんは確かな正義心があるものね。阿部さんとは致命的に違うところよね。」

 Aさん「また腐された!!!!」

 Bさん「だって阿部さんが『リバイバル』で子供時代に戻ったら絶対良からぬ事するでしょ?

     見た目は子供、頭脳は大人とかって阿部さんに与えるにはあまりにもリスキーすぎるよ。」

 Aさん「酷くない!!???」

 Bさん「ま、ともかく、なかなか話題に上がって良作となった『僕だけがいない街』。

     これはぼくらもいっちょ便乗しようかと思ったよ。」

 Aさん「便乗するとかハッキリ言っていくんだね・・・。

     って言うか便乗ってなに?」

 Bさん「ぼくらもこう言ういかしたタイトルに変えていくとか。」

 Aさん「タイトルを・・・変える?

     どんなふうに・・・?」


 Bさん「『阿部さんだけがいない収録』とか。」

 Aさん「イヤな改変の仕方!!!!!」


 成り立つかどうか。


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「Meister's Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2016/04/16.html


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