【揺花草子。】<その1535:クリーンルームとか。>
【揺花草子。】<その1535:クリーンルームとか。>
Bさん「せっかくなんで昨日の花粉症ネタを続けたいと思うよ。」
Aさん「お・おぉ・・・そうなんだ?」
Bさん「そもそも花粉症とはなんだね?」
Aさん「え? えーっと・・・暖かくなってくるとスギとかの花粉が
空中に舞って来るから、それを吸い込んじゃったり目に入ったりすると
猛烈にかゆくなったりとかそう言う・・・」
Cさん「それは現象の話じゃない。
もう少し仕組みの部分から話して欲しいわ。
阿部さんは何につけそう言う表層しか見てないところがあるわよね。」
Aさん「ちょっと!?
なんでこんなことでいきなり痛烈な批判受けなきゃいけないんですぼく!?」
Bさん「花粉症の本質はアレルギーだよ。
アレルギー物質、つまり花粉が鼻とか目みたいな粘膜部分に付着すると
免疫反応的なアレで症状が出てくるわけ。
その免疫の具合が人によって異なるから、同じだけの花粉に晒されても
症状が酷い人もいれば全く無症状の人もいるってわけ。」
Aさん「いや・・・まぁ・・・分かってますけど・・・。」
Bさん「でも、現時点で花粉症がない人も、
当然来年には、あるいは何年か後には、花粉症に掛かる可能性は
決してないとは言えない。
なぜなら人間誰もが持つ免疫反応に由来するものなわけだから。」
Aさん「うーん。確かに。」
Bさん「そして花粉症は対症療法は色々あるけど、
確実な根治療法は少なくとも今は存在しないそうなんです。
まあ人間の生体システムに関わる部分だからそりゃそうでしょって感はあるけど。」
Aさん「そうか・・・。なかなか大変だねぇ。」
Bさん「でも、ぼくは根治の術を思いついたよ。」
Aさん「思いついたの!?」
Bさん「生身の肉体を捨て機械の身体に生まれ変わる。」
Aさん「そんなドラスティックな治療法なんだ!!???」
Bさん「ただし精密機械なので粉じんには弱い。」
Aさん「それじゃ花粉症克服できてなくない!!?」
ままならないものです。
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