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湯ゆ湯

私の名前は、竜宮之 津過去 変な名前であるのは自覚しているが変名を名乗るわけにも行くまい、こればっかしは決められたことであり唯一誰かと結婚すればその半分は改名できるかもしれないが今のところそう言う努力はしたくない

ちなみにこの胸にかかっている気味の悪いペンダントだが



ペンダントの出会い編

私はぴちぴちの十六歳の乙女、竜宮之 津過去、今日は休日なのでたまには都会にお出かけなの、、、みたいな甘々なものは私にはない

どちらかと言えば行くなら近所の温泉だし、やることなすことすべてが苦痛なような性格で、その日も勉強をほっぽり出して、温泉と言う喋らなくても人の輪に入れる環境に、ママチャリ三十六世スピードワゴンに跨りそのかごに温泉道具一式をほおりこんで唯一元気よく走り出した

温泉町まで一時間、約十キロの道のりだ

ここからバスも電車から徒歩、あるいはまたバスで行けるが

基本パーとたのしく使うなんて概念の無い貯金主義者の私はサイクリングと称して汗かきそこまで漕いで行く ほんの五キロぐらいすると少し都市化されている街とは違い道の反対側には大きな川が流れ、それを取り囲むようにに深緑がおぶいさっていた


私は一時間を切って少しにぎわい始めた町に到着した

中心部に行けばいくほど農具小屋ではなく土産物なんかが立ち並び

合併がお盛んな今日この頃では、面白い事にその温泉街だけが孤立した一つの城のようにその独特な賑わいを見せる、私はそんな賑わいを見にそこに来ている節もある、その奥に行くほどいりくんだ路地は時に急に上がったり突然神社が現れたり

私は神社の前に沸いている湧水を尺で飲みながらようやく一息つく


だいたいは行く所は決まっていない、

それでも熱い湯がある所はきまっていた

一番真ん中でその町の心臓の様にでかい湯場、大尽湯である

そこには熱い湯とぬる湯があるのだが、その大きさもさることながらその二つは、はたして観光客向けにはどうなのだと言うほど熱く、まるで見世物とも、又張のようにも感じる、私はどうしても回るところすべてぬるいときによく最終手段として大尽湯に入りに行くことがあるが、基本観光客にどうだ、おれ熱い湯にも入れるんだぜ

みたいな自慢をしない限り人が多くては入りたくない場所でもある

だからわざと少し離れた場所にある、鹿桜とか、熊野手洗いとか少しマイナーと言うのも変だが、だがいつも比較的熱い湯のところに行く

今日も観光客が来なさそうな、薄めなさそうなぼろいと言うか味のあるところに向かう、そうそんなことを言ったから罰が当たったのかも知れない

だいたい部外者の私が自転車こいでここまで来るのもおこがましい

そんなことを考えれば案外ここの神様かなんか場私にいたずれでもしたのかも知れない、私は急な坂をあきらめて降りて押していると道端に何か落ちているのを見た

それは透明で始めビー玉かビーニールか何かと思ったがそれには、銀色の鉄みたいないわゆる、ネックレスみたいなものが付いていてそれがネックレスか何かだと分かる、私は足を止めて道端に立ったのだ

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