サクラベル帝国へ
前回
レオの気持ち。
レイの昔話。
レオの本音。
レキたちの悪巧み。
レオン視点
「よし、休憩だ!今のうちに体力を回復させておけ。じゃないと、明日は体力が保たないからな。」「ついに明日ですね。」「やっとレオ様に会えるわ〜。」「......楽しみ。」「だな。俺も早く殿下に会いたい!」「僕も会いたいですが.......僕たちと一緒に帰って来てくれるのでしょうか?」「何言ってんだよ。王様がそんな弱気でどうすんだよ。それでも、アイスノウ王国の王様かよ?」「ちょ、ちょっとコウ!国王陛下相手に言い過ぎですよ?万が一、国王陛下のお怒りをかって処刑されたらどうするのですか!?」「ぷっ、お前ってあんな風に見られていたらしいぜ?」
「う、うるさいですね。これだから、低脳で野蛮な龍人族は嫌なのですよ!」「あ?なんだと!」「でも、多分レオは帰って来てくれるよ?僕を置いていける訳ないもん。だって........。」「?アキラ?どうかしたか?」「ううん、何でもないよ?さぁ、レオを探しに行こう!」.......そろそろ、時間の問題になってきましたよ。レオ様。これ以上はアキラの記憶が戻りかねません。レオ様、頑張ってリアを探してください。
「レオン様、行かないのですか?」「いや、それじゃあ、明日の為にも今日の訓練は終わりだ。さっさと寝ろよ?」「いや、ガキじゃねーから言われなくてもさっさと寝るよ。行こーぜ、アキラ。」「........うん、そうだね!本当に明日が楽しみだよ。」「........。」コウも気づきかけているな。もし、メラスキアたちが気づいてしまったらマズいな。アキラを殺しにかかるだろうな。今のアキラだと確実に負けてしまう。だから、今気づかれる訳にはいかない。レオ様の為に.......。もしもの時はアキラを置いていく選択肢も入れておくか。「ねぇ?君さ、誰?僕の知ってるレオンじゃないんだけど?」「.......お早いお目覚めだな。勇者様?いや、元勇者とでも呼んだ方が良いのか?」「........あぁ、そういえば僕の仲間が言ってたよ。君はまるで別人みたいだって。僕が倒した大魔王は一体誰なのかな?君が本当の大魔王みたいだけど........?いや、違うね。君の方が大分弱いね。なるほどね。あっちの方が本体......というか主人みたいだね。じゃあ、君が勝手に動いていただけなのか........。」「レオ様に何か用があるのか?」「へぇ〜、彼はレオって言うんだね。」「お前は見ていたんじゃないのか?もう1人のお前をとおして.......。」「いいや、こっちの世界には興味がなかったから見てなかったんだよね。君がいるのはついさっき知ったんだ。でも、そっか.......。彼も......レオもこの世界にいるんだ〜。姉様の事聞けるかな?」「いや、無理だな。レオ様はリアに関する全ての記憶をなくしていらっしゃるからな。」「え?姉様の記憶を?じゃあ、僕も覚えてないのかな?」「いや、それはない。なんなら、お前がいつ出てくるかを話してたぞ?」「なら、良かった。ねぇ?君ってレオの配下なんでしょ?君にお願いがあるんだ。聞いてくれる?」「は?何でた?レオ様の命令でもないのに何故貴様の言う事を聞かなければならない?」「へぇ〜、そんな事言っていいの?僕は神化の止め方知ってるのに......。」「待て、貴様何故それを......!」「ふふふ、何でだと思う?........実は姉様から教えてもらったんだ!もちろん、レオの為にね?で?結局どうするのか決まったの?」「チッ、わかった。何でも聞いてやる。ただし、こちらの条件も呑んでもらおうか?」「うん、良いよ。じゃあ、僕のお願いは探して欲しい半魔族がいるんだ。」「そいつ名は?」「君もよく知っている十大天王の破壊のギラと十大天王の冷徹のギィラだよ?まぁ、どっちかでも良いから連れて来て欲しいんだよね。」「いるかも分からない奴らを連れて来いと言われてもな.......。まぁ、レオ様の為だな......。わかった。その願いは後回しになるが構わないな?」「うん、それじゃあ、そっちの条件は?」「レオ様に会うまでの間はこっちのアキラに主導権を渡してくれないか?レオ様に会えたら俺が時間をつくってレオ様と話させてやるから。」「うん!そんな事で良いなら良いよ。でも、どうしてこっちのアキラじゃなきゃダメなの?僕の方が強いんだから僕が出た方が良いと思うけど?」「お前も気づいてるんだろ?.......コウたちが気づきはじめてる。もしかしたら、メラスキアたちも気づくかもしれない。今のお前では前世の半分の力も出せない状況で俺の配下に敵うわけがない。だからだ。分かったな?」「........はぁ〜、悔しいけどあってるからムカつくな。じゃあ、僕は寝るから。また明日〜。」「........ふぅ〜。」危なかった。気配が全然感じ取れなかった。今の俺の実力じゃあ、ここが限界か......。まぁ、元大魔王とは言えど今は人間の姿をしているから力が全然出せないしな。仕方ないか......。
俺も寝るか.......。明日に響いても困るしな。........レオ様もおやすみなさいませ。翌日、「みなさん、ちゃんといますか?」「え?あ、レオンがいないよ?」「レオン様は後で自分が起こしにいくっす。」「あら、そう?助かるわ〜。」「.......お前はレオン様が苦手だから行きたくないだけだろ?」「あら?何か言ったかしら?」「........。」「相変わらず、あそこは仲がわりーな。ちゃんと仲良く出来ねーねかよ?」「あなたにだけは言われたくないでしょうね。メラスキアさんもロード君も可哀想ですね。」「おい、ジークお前喧嘩売ってんのか?だったら、買ってやるぜ。今日こそ龍人族の凄さを分からせてやる!」「どうぞ勝手にしていてください。」「みなさんが静かにしないと殿下を探しに行けないのですが.......。」「やはり、みなは殿下の言う事しか聞かないようだな!」「誇って言う事じゃないと思いますけど.......。」「ふぁ〜、それじゃあ、サクラベル帝国に行くぞ?転移。」「あ、あれ?な、なんか思ったより簡単にこれちゃったね。」「だな。もっと、強い魔獣や魔物とかが出るから鍛えられたのかと思ったんだけどな.......。」「ていうか、サクラベル帝国は簡単には来れないと言ってませんでしたか?」「あ?あぁ〜、レオ様が一回来た事あるのを思い出してな。その時と同じ感じでやったら出来たんだよ。」「で、では、私が調べた意味はなかったのでは?」「まあ、久々にお前の頭脳が確認できたから俺は良かったけどな......。俺の予想通り、お前の仮説は当たった訳だしな。」「え?グレイ先輩ってもう仮説立ててたの?」「すげーな。たった数週間で......。」「グレイなら当然ね。だって、レオ様の右腕の頭脳何だもの。」「........予想よりは仮説立てるの早かったみたいだけど。」「ほぉ?また、頭の回転が速くなったのか?それは、実に良い事ではないか!」「それより、レオは何処にいるのかな?」「まぁ、何とかなるだろ。」「ですが、これだけ人がいて探すのには苦労しそうですね。」「どうしましょうか?さすがにこんなにいるとは思いませんでした.......。」「そこは問題ない。俺が案内する。来い。」「レオン様には殿下が何処にいらっしゃるかわかるみたいっすね!」「それは助かりますね。探す手間が省けます。」「なるほどね〜。レオン様はレオ様の魔力の痕跡を辿っているみたいね〜。」「まぁ、それだけではないみたいだけどな........。」「?」「いた.......。レオ様!」「え!何処ですか!?」「どうやら、誰かと話してるみたいだな。」「ん〜?アイツどっかで見たような.......?」
「え?親父会った事あんのか?」「.......!思い出した!だが.......。俺と会った時と雰囲気が.......?」「と、とにかく、行きますよ!殿下が危ないです!あんな見ず知らずの人と一緒にいるなんて.......!」「王様ってもしかして魔力の探知出来ないのか?」「わ、悪いですか!」「い、いえ、国王陛下は剣が得意と言われていましたし.......。仕方ありませんよ。」「それよりどうして急に魔力探知の事を聞いたの?」「はぁ?だって、アイツの魔力人のもんじゃねーよ。つーか、アイツの魔力感じてると気持ち悪くなる。」「アイツ、本当にこの世のもんか?」「俺たちには魔力が感じられませんからわかりませんね。」「あ!レオが出て来たよ!」「で、殿下〜!」「え?ちょ、来るのはもうちょっと先って.......!」「レオ、驚きすぎて口調がめちゃくちゃだよ?」「げ!まじかよ。お前たちも出てたのかよ?」「なんか文句ある?俺たちの行動は全部レオの為だから良いの!」「そうそう。レオンみたいにレオの為とか言って間違えたりしないんだよ僕たちはね。」「........分かっている。アレは俺もやりすきた。いくら、レオ様の為とは言えレオ様が見つけた魔族の配下たちを全員.......。」「.........考えた事がある。レオンはどうしてあんな行動をしたのか。だが、今分かった。俺の為だったんだな。悪かった。あの時の俺はお前が嫌がらせでやった事だと思っていた。勝手にお前を事をこういう奴だと決めつけていた。だから、本当に悪かった。」「レオ様.......!」「だが、どうして俺のところから許可なく出た?俺は勝手に出て良いとは言ってないが?」「そ、それは......。」「まぁまぁ、落ち着いてよレオ?」「........お前誰?」
今回はいかがでしたか?次回もお楽しみに!
次回
勇者アキラ




