第1話 ミレイヤ王都へ行く!!
◇◇~ミレイヤ・クラリス~
私は王都へ向かっている。村の近くでは道が整理されていないのかデコボコしていた。まさか私が一番最初に村から出る理由が【聖女】だからとは驚いたものだ。
そして、何もないまま時間だけが過ぎていった。
……――……
古いが堂々とした構えの城門が現れた時、もう当たりは暗くなっており王都の家々は別の明るさが漂っていた。陽気に歌っていたり、道端で寝ている人がいるのだ、ここはある意味で治安がいいのだろう。酒飲みは邪魔だが……。
ここ、ライアンティール王国は三つある大陸の中で一番大きな大陸、アンディールにある。アンディールには他にメイラテニ王国とデイネック王国がある。ライアンティール王国よりかは面積が小さくあまり栄えていない。ほかの二つの大陸には人族以外のエルフや獣人などの亜人が住んでいる国があったり、文化が違う国があったりする、らしい。
アンディールの四分の一は『魔物の森』と言われ、その森は全てメイラテニ王国やデイネック王国領内に押しつけているため国同士の仲はすごく悪い。
魔物は魔族とは違い、知性が低く、無差別に人を襲う。そして、魔物を手なずけることが出来ると仲間となって一緒に戦ったりすることができる。それは人族であろうが魔族であろうが変わらず魔族が魔物を引き連れて襲ってくることもある。
しかし、人族が魔物を手なずけることは少ない。理由は色々とあり、偏見の目で見られたりすることや、魔物を手なずけるスキル、【魔物使役】や【魔物召喚】が少ないこともある。
そして、魔物は数が増えてくると魔物大群が起こったりする。そこで冒険者たちが定期的に魔物の数を減らしている。
魔物というのは動物の中に一定以上の魔力を取り込み体が暴走してしまった動物である。彼らの体内には魔石があり、それを潰す、または破壊すると魔物は死ぬ。
私が王城に着き、一番最初に教えられたことはこのようなことだった。そして、私たち勇者パーティーのメンバーは訓練のため、明後日から各自訓練場に待機するらしい。私以外の勇者パーティーのメンバーはもう訓練をしており、明日揃って王と謁見する予定になっている。
私は天蓋付きのベッドやきらびやかな装飾に包まれた自分の部屋に連れられた。こんなに豪華な部屋があるのだろうか……、私はこの世のものとは思えないこの光景にただただ立ち尽くすだけだった。
これから本当にここで私は生活するのか……と思いながら私は他の勇者パーティーのメンバーに会えることを楽しみにしながらベッドに潜り込んだ。
「あ、お風呂ってあるのかな?」
そして私はただっ広いお風呂につかり、明日に備えて寝るのであった……。
文字数がちょっと少ない気がしますが勘弁してください。
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