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7/17

【ウィルラドの新しい日常①】

5/11修正 とんでもない文章になってました。すいませんでした。


皆様に読んでいただけるよう、今後も頑張って執筆いたしますので何卒宜しくお願い致します。


ではーーーどぞーー!


 初めて歩いた日から数日が経った。


 前世の慣用句に「男子三日会わざれば刮目して見よ」とかあったけど、俺にだって当てはまる。うんうん。

 三日ほど前から相手にも伝わる単語を話せるようになった!

 舌が足りていないのか、口が回らないからか単語を繋げて話すと聞き取りづらくなり舌を嚙みかけるけど。まぁ、俺はまだ歯があまり生えていないから痛くはないけど。


 話すことができるようになったため、お母様と姉上は驚いてとても褒めてくれたし、親ばか、姉ばかを発揮していた。でも、カイルから報告を受けていたのか、お父様は嬉しそうに喜んではくれたが驚きはしていなかった。


 カイルは有能なんだな、報連相がしっかりしているみたいだし。

 今後は意思疎通がしやすくなったし、カイルとも仲良くなれると嬉しいけど。

 う~ん。


 数日前に、俺が魔法を使用したとお父様へ報告した従者のカイルは、あの日以来ほとんど俺から離れる事が無くなった。

 夜は俺の事を考えてか、屋根裏へ移動して警護をしてくれているらしい。何回か透視魔法を使って確認した。

 カイルも俺が確認している事を知っていると思うけど、気にする素振りはないみたいだ。でも、お父様には報告してるんだろうな。カイルくん優秀なのでね!

 俺の専属従者だけど、いつかは俺の従者になって欲しい!優秀な人材は将来の俺の有意義な生活には必要不可欠だしね。


 常に俺の側を離れることが無くなったカイルだけど、俺が寝ている時も起きている時も常に気を使ってくれているみたいで、いつ寝ているのかを知らない。 しかも一週間 ≪この世界も七日間≫ ぐらいたったのに休みを貰っている雰囲気はない。といか常に俺に張り付いている。


 魔法に関しては、透視?の魔法だけはあの時から使えているけど、他の魔法らしきものは使えていない。

 お母さまが聖の魔法を使えると知ってから、何度も頭で想像しては練習しているしけど、変態的な透視の魔法しか使えていない。

 何かコツとかあるんだろうか。


 魔法を使った事実ができてしまったためすぐにでも魔法の先生が来ると思ったけど、それも無い。

 赤子に歴史の先生を呼んだのに、魔法の先生は呼ばないんだな。せっかく魔法が使えると分かったのに練習法とかも分からないから自力でできないし。この先、「魔力量は努力次第で増やせる。」とか知ったら結構ショックでかいんだけどな。将来楽するためにも今のうちに出来ることは進めていきたいんだけど。


 前世の転生系の話だとそんなのばっかだったなとウィルラドは思い出していた。



「ウィルラド様、ハロルド様がいらっしゃいました。お通しいたします。」



 カイルが扉を開け俺の元までハロルド先生を案内する。


 案内されたハロルド先生が俺の側で軽く頭を下げた。


 今日もいつものようにハロルド先生との歴史の授業かと思われたが、そうでは無かった。



―――――――――



 ハロルド先生の後に入ってきたケイラが俺を抱えてハロルド先生とカイルと共に庭へ向かう。


 今日の歴史の授業は一旦お休みって言っていたけど、

「一緒にお庭へ参りましょう。」

 とだけ言われ、今はケイラに抱えられている。


 吹抜の中庭の廊下を通り庭へ出る。


 いつみても壮観だな。主体で咲いている草花は変わっていないけど、周りを彩っていたさまざまな色の花たちが変わっているな。お母様が変えるよう指示をだしたのかな?


 あの日以来来ていなかった庭を眺めて、またも感嘆した。


 少し庭を回ってから東屋へ向かう事となった。



「あうく! けーあ、おーして。」



 俺は最近少しだけ話せるようになった話術を披露した。ふふん!



「まあ、ウィルラド様は東屋まで歩かれるのですね。お気を付けくださいませ。」



 ケイラはそう言うと、俺を優しく地面へ下ろしてくれた。


 今ケイラが下ろしてくれた場所から東屋までは100メートル程離れている。

 最近では歩く事にも慣れてきているため、100メートルぐらいは余裕で歩ける。たぶん。


 東屋自体は、俺が立っているところからは木々で隠れているため目視はできていが、場所は覚えている。たぶん100メートルぐらいだったと思う。うーん。とりあえず向かってみるか!

 ケイラとハロルド先生が横に並んで歩いてくれているため倒れても安心だ。後ろにはカイルもいるしね。


 胸を張って元気に歩いていると、東屋を隠していた木々を通り抜ける。

 視界に入ってきた東屋の椅子には誰かが座っていた。

 それは、銀色の髪に真っ黒い瞳をした女性だった。


 静かに俺を見据えて紅茶を飲む姿は、絵画になりそうなほど綺麗だった。

 けど、表情が無い彼女は人形のようにしか見えなった。



「お前がウィルラドさま、、かえ? 魔術を息子に教えて欲しいとウィンバル辺境伯さまから依頼があったんだがねぇ、赤子じゃないか。この赤子が魔法を使ったのかねぇ、うーーーん、、、、んん!?」



 銀髪の女性はどう見ても12,3歳の子供に見えるけど、口調が独特だな。

 しかも魔法を教えてくれるって言ってたよね。うれしいけど、なんか不服そうじゃない?

 というか本当にいくつなんだろう。



「ハングル様、ようこそおいでくださいました。ウィルの先生を引き受けてくださりありがとうございます。ウィル、この方はこの国で最高の古術師、ハングル様です。本日から貴方の魔法の先生になります。ご挨拶さなさい。」



 後ろから現れたのはお母様だった。


 今後、銀髪の綺麗な女性、ハングルさんは俺の魔法の先生になってくれるみたいだ。



「おーしうおねあいしまう!」



 俺は笑顔で挨拶をし、できる限りのお辞儀をした。



つづく。。。

お読みいただき、ありがとうございました☆彡


少しでも面白い! 続きが読みたい! と思っていただけたら、


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