【カイルと遊ぼう!①】
長らくお待たせしました。
リアルがきつすぎて心が追いついていない次第でございます。
ですが、執筆はゆっくりではございますが、進めております。
よろしければ本話もご一読くださいませ^^
カイルの遊びたい遊びを聞くと、返ってきたのは意外なものだった。
「かくれんぼをいたしましょう。私がウィルラド様を見つけますので、頑張って隠れてください。それではルールをお教えしますね。一度隠れた場所からは移動しても構いません。それと、私は魔法を使います。ウィルラド様はご自由に屋敷のどこへでも隠れてください。隠れる時間は五分ですよ。」
「かいる、、、まほ、、、、??」
え?マジで?
僕は今魔法を使う事を禁止されているのに、カイルは魔法を使うの?
理不尽過ぎないか????
でもその理不尽を薄めるための屋敷全体って事か、、、。
でも僕の移動できる範囲なんてたかが知れているし、理不尽さが浮き彫りになるだけなんじゃないか?
口をあんぐりと開けた僕を無視してカイルが目を瞑り数を数え始めた。
「いーち、にー、さーん
あまりの理不尽さに僕は静かに怒りを腹の底に貯め、拳を握りしめて必ずカインに勝つと決めて部屋の扉から勢いよく廊下に出て走り出した。
しばらく廊下を進むと父上の書斎にたどり着く。
ここまでの時間で三分は過ぎている。
正直に言うと屋敷が大きすぎて僕の足では時間が掛かりすぎる。
同じ階の父上の書斎までで三分だよ、、、しかも結構全速力で走ってきたんだ。
カイルだったらここまで歩いても一分とかからないはずだ、足の速さの違いでこれ以上先に進んでも追いつかれてすぐに見つかっちゃう。
意を決して父上の書斎に入ると、部屋の中には日が差し込んでいて明るすぎず暗すぎず、それでいて優しい光に包まれていた。
僕の部屋よりも広いなぁ。
入って左の奥の方に古い本や歴史を感じさせる背表紙が並んでいた。
ファンタジー系のゲームとかに出てきそうな部屋だな。
わくわくを通り過ぎてドキドキしすぎて心臓が痛いや。
こんな事ならもっと早くに来てればよかった。
無理して勉強はしたくないけど静かにこの部屋でゆっくり過ごすのも素敵かもしれない。
父上の書斎のファンタジー味に胸を高鳴らせていると、残りの隠れる時間が三十秒も無い事に気がつく。
本棚と天井の間には子供一人分ぐらいの隙間がある事は目視で確認できた。
奥には僕一人なら通れそうな窓もある。
とりあえず鍵を開けて風通しを良くしている風に開けておこう。
窓に近づいてから気づく。
この窓は僕の身長より高い位置に設置されてる。
踏み台を持ってくれば開けられなくもなさそうだけど、そんな時間も力もないし、、、諦めるしかないか。
窓から離れて急いで普段お父様が座っているだろう椅子の下に隠れる。
本当はかっこよく本棚の上とかに隠れたかったけど、僕の三倍はありそうな本棚の上には登る事も出来ない。
この高そうな椅子なら覗いただけじゃ見つからないし、もしカイルが椅子を引いて確認しても椅子と一緒に動けば見つからない可能性もある。
それに、廊下に出るのは悪手かもしれないけど、うまくいけば来た道を戻って他の部屋に隠れる事も出来るかもしれない。
そんな事をあれこれ考えているうちに扉がノックされた。
えっ? ノックするの? かくれんぼなのに??
「失礼いたします。」
カイルが一度お辞儀をしてから部屋に入ってきた。
どんな時でもマナーは大事って事か??
「ウィルラド様ー、こちらにおられますか?」
フフフ、僕がどこの部屋にいるか分からないから、毎回こうやって声を掛けているのかな?
かくれんぼをしているんだから、どんなに呼ばれようと返事をするわけがないのにね。
カイルの靴を音が少しずつ近づいてくる。
本棚のあたりでも探しているみたいだ。
ゆっくり歩いて来ているのに靴音に淀みがない、、、探しながら歩いて来ているわけじゃない、、のか?
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