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【頭も周りもお花畑か!?】

お待たせいたしましたーーーーーー!


 ケイラとカイルの手を握り締めて庭へと向うウィルラド。


 庭に向かうために屋外の廊下を歩いていると庭木の近くにいた下女メイドたちが視界に入った。

 メイドたちは籠を抱えていたり、箒を抱えていたりと仕事中みたいだけど、近くに寄りあってるわりには会話をしているわけじゃなさそうだなぁ、、、?。



「けいあ、あのひとたち なにしてるの?」


「ひと、、ですか? どちらに見られますか?」



 腰を曲げて目線の高さを合わせたケイラが僕と同じ庭木を眺めながら答える。


 え!?

 ケイラには見えてないの? こわっ!! 幽霊とかじゃないといいけど、、、


 いや? もしかして、、、



「そこのきのところ。」



 ケイラは僕と手を繋いでいるからかあまり歩かずに体だけを器用に左右に動かし、僕が視線で伝えた木のあたりをじっと見ている。



「あちらの木で、、ございますか、、、。


 まあ! 確かにメイドたちがいますわね。」



 前世ではテレビで流れていたメイド喫茶のメイドさんぐらいしか見たことが無かったから、本物のメイドさんは初めて見た!

 階級とか勉強はしていたけど、実際に見るとは。

 まぁ貴族なんだからいずれは見ることも話すこともあるだろうとは思っていたけど、本当に転生して前世の世界とは違うんだなって改めて思うな。


 今後もいろいろな事をしっかりと確認していくように注意していこう。

 いざという時に間違えて恥ずかしい思いはしたくないからね。



「あの者たちはヴァンラーム辺境伯爵家に雇っていただいている平民の者たちです。主に衣服や寝具に被せるシーツなどをお洗濯したり、庭の掃除などを行っております。

 ですが、ヴァンラーム伯爵家の方々、、、ウィルラド様がいらっしゃるときは手を止めてご挨拶として頭を下げたままとなります。それかあのように木陰などに移動し姿を隠すのです。よくお気づきになられましたね。」



 多分だけど、人の気配がして無意識に透視魔法を使っていたのかも。僕からは木が邪魔で全く見えないはずだったから。


 ハングル先生と使わないって約束してたんだけどな。やっちゃったなー。


 よし! 笑顔でごまかしてしまおう。



「えへへ、ひらひら みえたから。」



「そうでございましたか。後ほどメイドたちにはお伝えしておきますので、そろそろお庭に参りましょうか。」



 なぜ伝えるのかよくわからないけど、とりあえずケイラの言われた通り改めて庭に向かう事にした。



----------------------------------------



 今度こそ庭に着くと一面の花の種類が一新されていた。


 お母様の趣味嗜好で庭の花たちは管理されているけど、植え替えられる頻度が高いような。

 植え替えた後の花とかどうしているんだろう、肥料にでもしているんだろうか。

 いつか庭師にでも聞いてみようかな。



「けいら おはなきれいだね! まえとちがう。」


「そうでございましょう!!」



 パッと花の咲くような笑顔でケイラが僕を見る。


 うっ、、、 その笑顔は僕に効く!!

 今の僕より二回りほど年齢の違う女性に思う事ではないが、かわいい。


 前世の年齢が近いからか、ケイラを普通に恋愛対象として見てしまいそうになる。

 僕が子供で、おしめ替えまでしてもらっているにも関わらず、お乳だって飲ましてもらったし、既婚者だしーーーー。


 耳まで赤くしながらケイラを見つめててんやわんやと頭がフル回転してあわあわしてしまう。



 やっとの思いで頭を振って冷静になろうとしたときには、ケイラは庭の花を眺めて僕を見ていなかった、、、。


 いや、いいけどね。恥ずかしいだけで悟られなかったならとってもいい事だけどね。


 なんか隣のカイル君が何とも言えない表情をしながら僕の事見てくる、、、言いたいことがあるならはっきり言ってほしいよ!!


 まぁ、幼子の僕に言うような内容では無いんだろうな。

 でも、眉尻を下げて、眉間を上げ、口角が下がっているのか上げようとしているのか分からない複雑なその表情は早くやめてほしい。

 絶対気づいたうえで、気の毒に思っている表情だよ、それ!!



「くっ、、 かいる! ぼく、つかれた!だっこして、おはなちかくでみたい」



 恥ずかしさで赤くなった顔を隠すために俯きながらカイルにお願いすると

 それまで複雑な表情を浮かべていたカイルが表情を戻して僕に近づいてくる。僕を優しく抱き上げて近くに咲いていた青色の花へと近づいていく。


 抱き上げてくれるのは嬉しいんだけどさ、お姫様抱っこって、、、僕男の子だよ?

 割かし自我がはっきりした男の子なんだよ。恥ずかしいんだけど、、、。



「カイル、、、 だっこっがいいなぁ。」


「承りました。」



 僕のお願い聞いてすぐに抱っこの形に直してくれた。


 抱っこに変わってほっとしたのも束の間で、後ろから瞳を輝かせて付いてくるケイラと目が合って微笑まれてしまう。


 だからーーー、その笑顔は僕に効きすぎちゃうんだって!!!!!


 きっと僕の耳から首までが真っ赤に染まってしまっているのをカイル君は気づいてしまっているんだろうな、、、。

 はずっ!!


 この後のケイラとカイルによる花々の説明はうわの空で聞き続ける事となり、何もかも覚える事が出来なかった。

お読みいただき、ありがとうございまし≦(_-_)≧

少しでも面白い! 続きが読みたい! と思っていただけたら、


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