9話 ソエダコロスゼッタイニダ
今まで聞いたことのない銃音と共に、壁を貫通して春麗に直撃させたのは、間違いなくスナイパーライフルだ。あまりにも早い速度で飛んできた弾は、ソエダと団扇では何も出来はしなかった。
「春麗ーーー!!」
ソエダは我を取り戻し、春麗の安否を確認しようとしたが
『ぃッッッゥ。大丈夫アルね。それでも、中々の弾ネ。私じゃなかったら間違いなく死んでいたわ。あっ!赤ドラアル!ラッキー!』
春麗は物凄く吹き飛ばされていたが無事のようだ。恐るべし弾を制する者。やはり、銃弾であればどの攻撃も無力化出来るのであろうか?それでも、かなりの威力で飛ばされてるようだったが・・・しかし、今はそういうことを考えてる暇ではない。何よりも壁を貫通して狙撃してきてることだ。これは春麗だけではなく、俺や団扇も危ない。春麗が狙われたのが不幸中の幸いか。とにかく、服装も整ったから逃げよう。
『探索眼を使ったが、周りに人がいる気配がない!超遠距離射撃だ。それを当ててくる化け物だ!しかも貫通弾という、信じれない武器を所持している。とにかく、逃げ』
ガキューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン。
「団扇!!」
団扇の左肩に銃弾が貫通する。
『だ・・・大丈夫だ。致命的ではない。とにかく逃げるぞ!』
『お店での戦闘はやめてください~~~~』
店長はカウンター下で伏せながら大困りのようだ。なんかすみません。
これ以上は迷惑かけれない。さっそくだが、この戦闘スーツには役に立ってもらうぞ。
『外からなんか来たアルよ。黒い車が突っ込んで来るネ!!』
物凄い勢いで、セダンの黒い車が今かとダイナミック来店しそうな状態である。
ブーーーーーーーーーーーーーーーン
「えっと・・・どれだっけ・・・ボタンありすぎて忘れてしまった。加速装置ボタンGO!!」
ソエダはボタン1を押し、加速機能を使った。
キュイイイイイイイン
ソエダの服は青く光り、春麗と団扇を両肩に抱いて
ビューーーーーーーーーーーーーーン
武器ショップを出る。
想像以上に加速する。車の衝突も難なく交わし…これ以上、超長距離射撃を食らわない為に、更に北へ逃げる。公道を走り抜ける。店長さんは大丈夫だろうか…本当に申し訳ない。店長さん。てか、不謹慎なスナイパーが悪いのだが。
肩に抱いて貰ってる団扇は、索敵眼を発動させつつ、自分の身体に回復のクナイを打ち込む。
『ふっ。中々の強敵もいたもんだな。この俺を打ち抜くとはね・・・』
『その持ち方したら、私パンツ丸見えになるね!降ろすあるよ!!!ソエダコロス!ゼッタイコロス!』
「頼むから、今は許しておくれ・・・・むしろ、止め方わからんまま・・・物凄いスピードで動いてしまうんだーーーーーーーーーーー」
ソエダ一行はかなりの加速スピードで北へ北へ・・・途中、敵らしき視界もあったが・・・無視するかとのように過ぎ去っていった。
気が付けば街並みを超え、森林地らしき場所まできた。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。そろそろ止まれーーーーーーーー。」
止め方がわからないソエダは春麗と団扇を放り投げ、大樹と衝突した。
ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
『くっ。お粗末に扱いやがって・・・一体、お前は何座だ・・・クソが・・・』
『ソエダコロス。ゼッタイコロス。』
「ははは・・・ははは・・・・・・」
ソエダは大樹に衝突し、気にめり込んでいた。マジでどうやって止まるんだこれ・・・
だが、奇跡的なことにかなりの衝突ダメージをもらってリスポーンでもするかと思ったが、埋めりこんでるだけで無傷だ。これは有能な服だ。強すぎる。
『まぁ、厄介な相手から逃げ切ることは出来たから仕方なしで引っ張りだしてやるか。』
団扇は木に埋めりこんだソエダを引っ張り出そうとする所を
『ソエダゼッタイコロス。イマスグニダ。』
と春麗は不可抗力のソエダに、ひたすら蹴りをかます!
ゲシゲシ!!ゲシゲシ!!
「あの春麗さん。何をされてるのでしょうか?お外にでれないのですが・・・」
ゲシゲシゲシ!!
『春麗…気持ちはわかるが…こいつを助け出すぞ』
『しゃーなしアルね』
不機嫌だった春麗も仕方なく。引っ張り出してくれた。
春麗&団扇『せ~~~~の』
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「はぁぁぁぁぁ。助かった~~~~。」
ソエダは一難を乗り越えた。何処まで走り切ったのか体感がおかしくなってたので、周りを見渡すと、木と木と木と山と道っぽいとこと木があって、あっちにも木があった。木だらけだった。あと葉っぱもあった。
「うん。THE・森林地だね。」
当たり前の反応と何一つ面白くもない発言をした。
『服買ってだいぶ遠くまで来たあるよ。作戦会議したほうがいいアルね。』
『珍しくまともなことを言うな…確かにその通りだ。だが、まず周辺に敵がいないか確認だ。索敵眼!』
『10m先に敵がいる!!』
っと団扇が指を刺した。
『あ~バレちゃいましたね。』
っと、金髪の小さい子供らしき男の子が両手を上げて出てきた。
『いや、僕の電磁式BMW i8から逃げ切って、無人車の突撃から生き残るなんて、珍しかったので少し挨拶がしたいと思いまして。』
何やら団扇と同じナルシスト的野郎が出てきたな。
『丁寧に挨拶来て、姿を晒すなんて無謀あるネッ!しかも初発から女の子に手を出すなんて!卑怯な!』
っと会話をする間もなく。好戦的に春麗はその男に対して牌を投げる!!
『ポン!!』
『おい!やめろ!!こいつはそこらにいる雑魚ではない!!』
飛んでいった牌は、その男周りで弾き飛んで空へと跳ね返っていった。
『お見事です。何事も挑戦することから始まるのでしょう。』
えぇぇ…逃げ切ったと思ったソエダは…ここからどうすればいいのか。そして、3人でこの男を倒すことが出来るのであろうか?この男の目的は一体?




