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キャラはできるだけ殺すな

 好きな小説の好きだったキャラが死にました。

 享年十日くらいです。初登場から10話くらいでお亡くなりになりました。

 悲しいです。10分くらいお通夜みたいに落ち込みました。

 別にこのことで作品の展開を否定する気は微塵もありません。

 ただ彼が敗北者だっただけです。のるなエース!


 さて本題ですがタイトルを見ていただければわかる通り「キャラはできるだけ殺すな」です。

 好きなキャラが死んだときにふと思ったことをつらつらと書いていきます。



 小説を書いている皆様に質問ですが、シナリオにおいてキャラを殺すときってどういう時でしょうか?


 悪事をなした敵キャラが主人公の正義の剣に切られる勧善懲悪。

 病弱な幼馴染が「好きだよ…」と言い残して天国へ旅立つとき。

 なんか扱いづらいキャラだし消しとくか、とシナリオの闇によって消されるキャラ。


 まぁいろいろとあると思います。

 キャラには死すべき瞬間があります。

 「別れ」の演出として「死」ほど強い演出はそうそうありません。

 感動したシーンで思い出されるのは7割くらい「別れ」ではありませんか?

 邦画でも洋画でも「死」は多く取り扱われています。

 題材になりすぎて、なろうにおける異世界転生みたいな立ち位置のようなきもしますが、量産されるということはそれだけ需要があるということです。


 逆に考えてみましょうか。

 「別れ」を使わずに読者を感動させてみてください。

 





 思いつきましたか?

 思いついた皆さんは多くの作品に触れてこられたのでしょう。

 その経験はきっと執筆でも役に立ちます。今すぐなろうに投稿しましょう!


 ちなみに私が思いつくのは「承認」です。

 例を出せばわかりやすいですね。リゼロの「ゼロから」とかワンピの「生きたい」とかですかね。承認欲求という言葉があるくらいですし、誰かから「承認」されるというのは強く感情を揺さぶります。





 ……脱線してしまいました。


 シナリオにおいて「死」という香辛料は激辛です。

 別に名前のないモブとかが死ぬのはどうでもいいんですよ。

 重要なキーパーソン……死ぬことに意味のあるキャラが死ぬのも作品が成り立つうえで重要だから構わないんです。


 問題は死んでも死ななくてもいいキャラです。

 私はワンピ好きでそこから例えをよく出します。

 ワンピにはクロコダイルという20巻くらいにでてくるボスキャラがいます。

 主人公にぼこぼこにされ、さらに悪事を明かされ海軍につかまってしまいます。

 この時点のシナリオにおいてこのキャラは別に主人公に殺されてもよかったんですよ。

 でも彼は死なずに生き残った。このことが30巻くらい先に主人公と共闘して監獄から抜け出すという展開に繋がっています。


 彼があの時点で死んでいたなら主人公との共闘という展開はありませんでした。

 作者様が30巻先の展開を予想して生存させたのか……(そもそもワンピの世界は過去編以外では人がめったに死なない)


 つまり何が言いたいかというと、別に殺さなくてもいいキャラは殺さないほうがいいということです。キャラクター作品において資源です。資源を大切にしていれば思わぬところでやくに立ちます。




 序盤に出てきた主人公にやられるためだけの咬ませ犬のおっさんが、改心して最終回付近で主人公の役に立とうと奮起し世界を救う最後の1ピースになる。




 エモくないですか?


 エモいと思ったらダイの大冒険読みましょう。

 キャラクターの使い方がうまいんですよ、この神作品。





 また脱線してしまった。


 「死」はキャラを退場させる都合のいい言い訳としてぴったりです。

 でもキャラクターを殺す前に1度でいいので「本当にここで殺していいのか?」と考えてみてはいただけないでしょうか。

 資源はリサイクルして使いまわしましょう。

 後々に都合のいい新キャラ出すくらいなら死ぬはずだったそのキャラを使ってあげてはどうでしょうか。


 とりあえす生き残らせいておけば、ふと使える展開を思いつくかもしれません。

 でも殺したらおしまいです。キャラは生き返りません。でぇじょうぶだ。ドラゴンボールがある、といえる世界観なら惜しまず殺しましょう。クリリンのことです。



 冒頭で言った私の好きだったキャラは死ぬべきキャラでした。

 展開的にも殺されるほうが自然だと思います。

 でも彼には深い過去があり彼なりの正義をもっていました。

 主人公に因縁を持ち、敵役ながら、和解して味方になる……とまではいかなくとも共闘関係くらいには成れた可能性もあります。

 いいキャラだった分使い捨てにするのはもったいないなぁと思いました。






 結論


 キャラクターは殺さないで済むなら殺さないでください。

 とくに敵キャラをどうか殺さないでください。

 キャラクターという人的資源は大切にしてください。

 ただし終盤でエンディングが見えているなら盛大に殺しちゃいましょう。ここでの話はシナリオを続けていくうえでの資源の話なので、終わる直前なら盛大な花火のことく散らしましょう。


 キャラクター資源の使い捨てで消されたキャラは敗北者じゃき。



 ……敗北者?

 取り消せよ、今の言葉!







 ジャンプネタ多くてすいません。

 とりあえずダイの大冒険読んでください。


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― 新着の感想 ―
銀○では最終回発情期(ファイナルファンタジー)なんて言ってましたが、 あれらも「承認」ですよね。 軽快なテンポに納得のいく内容でとても読み易かったです。
[良い点] 10日で回復できる精神力強いですね。 僕は未だに回復出来てません。 [一言] 白ひげは敗北者
2022/02/17 18:12 退会済み
管理
[一言] そういえば、読んでた小説で主人公の父親がナレ死どころか、あとがき死(あとがきにて死にました報告)したので、そっとブクマ外した事あったな……。 せめて、小説の中で書いて欲しかった……。
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