表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

発達障害シリーズ

聴力検査で問題はないけどやっぱり耳が聞こえづらい

 聴覚情報処理障害(APD)というものらしいとわかったのは、ごく最近のことです。

ものごころついたころから、人の話がよく聞こえないなと思っていました。


 特に電車の中で人の声が聞こえなくなることが多かったです。なので、人と話すときは「ごめん耳が遠いんだ」と前置きしてから、数回聞き返して確認していました。怪我の功名というか自閉症スペクトラムだったせいで、相手がそのことに対してイラついている(かどうかは不明だったのですが)事に関しては、ほとんど気づかずに済みました。もし、そのことに関して、多少でも相手の表情が読めたり(実際は読めてる方だと思うのですが)した場合、余計に落ち込んでいたと思います。


 ただ、学校や職場の聴力検査では、常に異常なしと伝えられていたので、そのことが聞き返している人たちに知られた場合、「お前のしていることは何だ」と疑問に思われていた可能性があります。


 うっかり就職面接でも、「耳があまりよく聞こえません」と正直に述べてしまい、決まりかけていた仕事のチャンスを失ってしまったこともあります。でも、現実に聞こえないのだから、あのまま採用されていても迷惑をかけていたような気がします。


 時がたち、謎だった症状の正体がはっきりしたことで、安堵はしていますが。どこの病院で診断が受けられるのかがわからないので、未診断状態です。


 ネットでは、デジタル耳栓というのが効果的だといわれております。いつか試してみようと思っています。


今気づいたのですが、多くの定型発達者(いわゆる普通の人)から「発達障害者は、ものすごい速さで指示を忘れる」という指摘がありますが。発達障害者側の中には、APDで指示がはっきり聞こえず、性格的にも聞き返すことができず、前後の発言から推理して作業を行うタイプの人がいて、彼らが指示に従えない場合、上記のように解釈されているケースもあるのではと思われます。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  目が見えること=文字を読めることではないのと同じように、耳が聞こえること=話を聞けることではないはずなのにね。  私は頭を怪我して、高次脳機能障害を負ったクチです。  怪我をしてからの世…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ