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14話
きのうは出せませんでした!
あのあと
教室で優と彩優は頭を抱えていた。
「おっはよ~
どうしたの?
2人とも暗いね~?」
と、絢香は優と彩優を見ると言った。
彩優は顔を上げて
「最悪だ。
本当にめんどくさいことになった。」
と、ため息をつき言った。
優もそれに同意というふうに頷いた。
「なんかあったの?」
と、絢香は聞いた。
優はそれにうなずくだけ。
彩優は絢香の顔を見ると
「今日校門のところに車がとまっていたのわかるか?」
と、絢香に聞き返した。
絢香はそれに頷くと
「高そうな車とまってたね~」
と、言った。
「それが、どうかしたの?」
絢香はよくわからないといったかんじだ。
「あれに乗ってたやつが明日転校してくる。
そいつが問題なんだ。」
と、彩優は額に手を当てて答えた。
「知り合いなの?」
と、絢香が聞くと
優と彩優は同時に頷いた。
「へぇ~」
と、絢香はなにか考えるような仕草をしたあと
「あ、授業なんだっけ?」
と、話題を変えた。