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無表情な僕と君の日常  作者: モナカ
始まりは突然に・・
10/14

10話



優と彩優を見送ったあと、健人と綾香は一緒に帰っていた。


「私も優君の後ろ乗ってみたいなぁ~」

綾香はうらやましいというような顔をして言った。


健人は少し間をおき

「園崎さんが許さないだろうな。

特におまえはな」

と、苦笑いし言う。


「たしかに。

怒ったからこわいしね。」

綾香も苦笑いし言った。


「でも、まあ今の園崎さんは楽しそうだしいいんじゃないか?

乗せてって言っても。

前までは常に無表情だったし」

思い出すように健人は言った。


「無表情かぁ~。

今の園崎さんからしたら考えられないなぁ~」

綾香は笑いながら言う。


綾香が、優にベタベタすると不機嫌になったり怒ったりしている。

今の彩優からは考えられないのだろう。


「でも、中学生んときは優も常に無表情だったんだよ」

と、健人は手を頭の後ろで組みながら言った。


「それこそ考えられないよ。

優くんも..その...いじめられてたりしてたの?」

と、言いにくそうに綾香は言った。


健人は

「いんや、全然。」

と、短く答えた。


「じゃあなんで??」

と、綾香は首をかしげ聞いた。


「わかんね。

ただ、園崎さんが関係してるんだろうな。

なんか、言ったんじゃないか?」

健人もわからないと言う風に答えた。


「そっかぁ~。」

と、綾香は答えた。


そしていきなり

「園崎さん、束縛ひどそうだよね~」

はははと、笑いながら綾香は言った。

その目のハイライトが消えていた。


それに健人は気づかず

「たしかにそうだな!

優も大変なんだなぁ~」

と、笑って言った。



2人がこの話をしていたときどこかの少女はくしゃみをしていた。


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