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ドラゴン・ドクター  作者: 西谷東
火竜の騎士
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記録のバックアップ

「前の世界では、トゥーラの意思にバックアップをとっていたのでな」


必要な時に閲覧できたが、それが破損してしまった今では竜たちの記憶は虫食い状態。




「それで、トゥーラのことを詳しく覚えてる竜族がいないんですのね」



頷くセノーテの隣で


「やっぱり、記憶を残すなら紙だな。怠慢はよくない」


ククルが言う。


「それを聞くと耳が痛いのう」


だが記憶力が悪いわけではないぞ、とラピス。


「最近では、城の書庫のデータベースに保存された重要記録は自動筆記で記録されていますわ」


お父様も定期的に記録整理してるようですし、とセノーテが説明。









✳︎✳︎✳︎




「ラピス様に、同行して頂けるなんて光栄です」


つきましてはハーレムの件を考えておいてください、と地面に額をつけるセト。


「お主は相変わらずじゃの」


溜息をつくラピスに


「すいません、すいません。若いの悪いくせです」


頭を下げるアルドル。


「でも、やっぱりメスの竜は優美でいいよな」


目の保養だ、と言ったククルに


「同志よ!」



「同志よ!」


ククルとセトは、拳を合わせる。


その光景を前に


「二人は似てるのですわね……」


セノーテは溜息をつく。



「若、これからの説明を」


アルドルに促され


「そうだった」


コホン、とセトは咳払い。


「まずは、イグニス砂漠のオアシスを目指す」


そこが俺の実家だ、とセトは伝えた。







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