26話:買い替え
ジャイアントラットにAcquisitionsをした翌日。
鍛錬をしていてもステータスが強化されたのがはっきり分かる。そして、最初の頃は討伐に行く日は軽めにしていたが、今ではほぼ全力でやっても討伐に影響が出なくなっている。
朝食後はいつも通り草原へ。
今日はステータスを身体に完全に慣らすこと。その上で稼ぐこと。
次の目標はレベルアップなので114,200Gとなる。ジャイアントラットのAcquisitionsより半分以下だが、それでも3日か4日は掛かるだろうか。
討伐を繰り返し、夕方にはステータスを身体に完全に慣らすことができた。
そして、昨日よりもモンスターを探すスピードが上がり、スライム10体、ワーム10体、ジャイアントラット6体、ホーンラビット3体、合計26,600Gと最高額を更新して、所持金は68,150Gとなった。
孤児院へ帰る途中、明日から北の森に行くので剣を強化したいと考えていたことを思い出し、街に帰る際も走った影響でまだ夕食まで時間がありそうだったので、いつもの武器が並べられている商店に立ち寄った。
店に入り、近くにいた店員さんに北の森で通用する剣を購入したいことを伝えた。
店員さんに今使っている剣を見せて欲しいと言われたので見せつつ、隅にある樽の中から買ったものであると伝えると、
「なるほど。このあたりの剣であれば、ほとんどが北の森で通用するはずです。
素材はほとんどが鉄に少しモンスターの素材を混ぜて強度を増したものになります。
大きさや重さ、重心の位置が異なりますので、実際に持ってみて決めるのが良いと思いますよ。
少し短めなのはこのあたりですね」
と説明してくれたので、順番に手に取ってみた。
これは重心が先の方にあって重いから扱いにくい、これは長過ぎる。
そうやって選んでいくと、2本に絞られた。正直違いが感じられなかったので、店員さんに違いを聞いてみる。
店員さんは2本を確認して、どちらも今使っている剣と同じ人が作ったもので、値段はどちらも25,000G、素材も同じだから直感で決めるべき、とアドバイスをくれた。
それであればと右手で持っている方を購入することに決めた。
なお、これを作った人は誰かと聞くと、この街にいるエドワードさんという若手のホープの方らしい。
樽に入っていたのは小さめのサイズだったので残ってしまっていたのだろうか。
今使っている剣は予備として手元に残しつつ、明日からはこの新しい剣で北の森に挑もう。
支払いを済ませてから、店を出ようとして別の店員さんに声をかけられた。
何かと思ったが、以前来た時にあった屋台の件でお礼を言われた。どうやらあの屋台は商品を偽って販売しており、何人もの冒険者が被害にあっていたらしい。それがあの情報のおかげで捕まえることができたそうだ。
たまたまなので気にしないで下さいと言って店を出た。街の役に立ったのは嬉しいな。
孤児院に帰り夕食を終えた後、セリアさんに明日から北の森に行くことを伝えた。
約束通り、明日からは夕食後にその日の討伐の結果を話しに来るようにと送り出された。
新しい場所での討伐を楽しみにしながら眠りについた。
xxxxxxxxxx
所持金:43,150G
xxxxxxxxxx




