1話目 四つ子
人生100年というこの世の中で特別な日なんてそう多くはないし覚えてる日なんてほとんどない。
だけど、俺にとってこの日は生涯で一生忘れることはないだろう。それほどまでに衝撃的な日だった……
高校入って一年はあっという間にすぎて俺らはいつのまにか二年生になっていた・・・
二年になっても日常はさほど変わらない
学校行って授業受けて部活して帰って、そんな感じで毎日がすぎてくだろう
変わるとしても部活に後輩ができるくらいだろうか。
『よ!おっはー』
そう言って朝っぱらから元気のいいこの巨人は俺の幼馴染であり親友の 水瀬 遥 だ。
高身長でイケメンであり女子にモテる、女子にモテる‼️
『ふぁ〜〜、おはよぅ。朝から元気良いなお前』
『当たり前じゃ!何せ今日は一年が初めて部活来る日だぜ!?楽しみで仕方ないよ!』
『めんどうが増えるだけだろ』
『たく、ずみーは本当に根暗だなー』
『うっせーよ』
そっか今日後輩ができるのか
ま、どうでも良いや
『ねえねえ、ぼくちん道わかんないんだー教えてくれないかな〜?えへ、えへへへ』
『い、いやわたし今から学校なのでご、ごめんなさい…』
『そう言わずにさ〜』
『きゃ!やめてください』
『うわーあの子可哀想、誰か大人でも、ってずみー!はぁ、この人たらし』
『おい、その子から手を離せ』
『あ?お前誰だよ』
『いいから話せつってんだよ』
『いたたたたたた!わかった、わかったから』
『じゃあさっさと去れ』
『チッ』
『じゃ、お前も気をつけろよ』
『あの、えっと、あ、行っちゃったボソ』
放課後
『よし!男子の新入部員は把握完了!あれ?女子は1人なのか』
『あ、いえあと3人くるはずなんですが…』
『そっかそっか!それで、君の名前は?』
『あ!すいません!1年2組 英 一美 と言います!よろしくお願いします!!!!』
これまた元気な子が入部したもんだ
あれ?この子どっかで…
『英さんって言うんだね!よろしく僕はこの水泳部のキャプテンの水瀬だよ』
『水瀬キャプテンよろしくお願いします!』
その後
『あ!機械室の鍵忘れちゃったわ』
『何してんだよ遥 使えないキャプテンだなー』
『うっ、ずみーの言葉の矢がいててててて』
『良いからはよ取ってこい』
『へいへい、そうだ新入部員たちもおいでこれからは君たちが取りに行くんだよ』
そう言って遥は10人ほど連れて鍵を取りに行った
遥たちが行って1分も経たずに誰かがプールに来た
よく見ると英さんだった
なんだろ、逸れたのか?ってそんなわけないか
と思っていると俺は自分の目を疑うような光景を見た
英さんの後ろから英さんがもう1人、また1人と3人の英さんがこっちに来た
え?は?どういうこと!!
『すいません遅れました‼️』
っと3人の英さんは自分のとこに走ってきた
俺が戸惑っていると遥たちが帰ってきてこの光景を見るなりもう1人の英さんがこっちに来て遥たちは腰を抜かしていた。
『ええええええっと、英さんは影分身が使えるの?』
と、口を滑らせてしまった
『くすくす』
『は?この人何言ってんの?この先輩バカなの?』
『三琴、口が悪い初見はみんなこう』
『こらこら、みんな先輩を困惑させないの!』
『えっと、出水先輩ですよね?実は、私たち四つ子の姉妹なんです…』
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ⁉️
初投稿です!色々至らない点はあると思いますが楽しんでください