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城の部屋風呂

風呂場の描写、省いても問題ない気がする。けど、どうしても風呂の種類でボケたかった。

お風呂システムについての詳細を伺いました。

概ね、日本のそれと同じでした。

大浴場、部屋風呂、露天風呂、檜風呂、ホーロー風呂。

あれ?なんか今・・いや、ツッコミ良くない。

ありのまま受け入れよう。

大浴場はお湯を溜めるのに3日程かかるそうな。

私がこの世界に来たのがわかってからすぐに溜め始めたけれど到着までに間に合わないので、部屋風呂を使えるようにしておいたそうな。

使い方も聞いてる限り、銭湯とかスーパー銭湯とか温泉宿とか、その辺と変わらない様子。


「部屋風呂さっぱり。後ご飯」


「へいへいほー」


引き戸の対面に啓上しがたいハロウィンアーチ、

はスルーして、その先に部屋風呂があるそうなのでレッツバス◯マン。

ハロウィンアーチから垂れ下がる温泉マークが描かれた暖簾を潜る。ハロウィンいらなくない?

見慣れた脱衣場の中で空間の無駄遣いを叫びたい。

壁一面鏡で1個だけドライヤーが置いてあって、小さな四角い竹製屑籠がポツン。

脱いだ服入れる竹籠が部屋の真ん中にチョン。


「無駄にひろっ!」


壁の1つに風呂に繋がりそうな磨りガラスの扉。

恐る恐る開けてみれば・・・


「檜でもホーローでもないんかいっ!」


期待した岩風呂でもなくステンレスっ!

思わず屑折れた。

この世界にステンレスがあるかわからないので断言はできないけど、何かしらの金属製の浴槽でございました。

真っ裸で寒いのでさっさと入浴致しましょうか(号泣)

床は簀敷いてあってそれほど冷たくもなく。

かけ湯して湯船にGO

熱すぎない適温は眠気を誘いますね。

寝たら沈むけど。


「たぬ、着替えここ、ね」


「はーい」


扉の向こうからチィの声。


「チィ、ここで待機」


なんでやねん。


「こっちの服、説明」


「へいへいほー」


なるほど納得。こちらの服ってややこしい?

着る順番があるとかかしら。

一抹の不安を抱きながらサッパリしました。

ええ。そうね。

服はストンと着るだけのワンピースだったので良し。

ただし、下着が褌。


なんでやねん。


なんでやねん。


思わず2回ツッコミ入れてしまったわ。

しかも赤って。


「普通の下着はないの?これしかないの?これがスタンダードなの?こちらの人型全員?しかも赤なの?色はこれだけなの?え?てか、これじゃないとダメなの?いっそ・・」


「パンツ、ある。白いの、ある」


「それを出せーーーーー」


全力でツッコミ入れたのはしょうがない事であろう、そう思いました。

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