『干し芋とキムチ』
ここは、一般家庭のどこにでもある冷蔵庫の中
「なぁ、干し芋さん。・・・なぁ、なぁ干し芋さんや。」
「・・・な、なんですか?キムチさん。寝かせてくださいな。」
「あのな、干し芋さん。今日の食卓でな。うちらの話がでたんですよ。」
「話聞かないキムチやな。 うちらの話ってなんですの?」
「うちらな、ついたとれんど入りらしいわ。」
「なんなん?ついたとれんどって?」
「さぁ? たぶん、イカ入り とか乳酸菌入りってやつやろ。」
「そりゃ、キムチさんは、いろんなもん入れてますけど、
わたしは、切って、蒸して、干しただけ!
なんですか?イカ入りって?干し芋に そんなのあるか!」
「えっ? 入ってない? じゃあ、ついたとれんど入りってなんだろ?」
「知るか! ほな、ねるで。おやすみ~キムチさん。」
「あ、わかったで!干し芋さん!」
「だから、寝かせてって。」
「白いのついて 糖質 入り~や!」
「無理やりだな。どっちも、もともと入ってますけど。
それに、キムチさん あんた白いの入っていたら、それカビやで!」
「そっか。なんだろ。」
「もう、あきらめなはれ。おやすみ~」
「あ!なぁ、なぁ、干し芋さん。干し芋さん。」
「ほんま、しつこいなぁ!」
「きっと、これや。」
「なんですの?キムチさん。」
「よくあるやろ。~つき とか、~とれます。みたいな感じや。」
「もう、入り はいってないじゃん!」
そんな、やりとりをしていると、冷蔵庫が開いた。
『・・・あった。干し芋食べよ。』
「いってらっしゃい!干し芋さん」
「ほな、ちょっくら行って来ますわ。キムチさん。」
・・・・しかし、干し芋が帰って来ることはなかった。
読んで頂き誠にありがとうございます。
本日のTwitterトレンド『干し芋とキムチ』で妄想作成してみましたw
下手くそな関西弁で申し訳ありません。
西のかた、許してください。m(._.)m
それでは、またお会いいたしましょう。(._.)ペッコ