オープニング
緊急事態宣言の真っただ中、マンションと向かいのコンビニを行き来するだけの生活に参って情緒不安定になった独身お局OLが、何故か中学生時代にタイムリープ!?
魔法少女はお年…?
オープニング
一人暮らしの部屋、緊急事態宣言真っただ中、会社は在宅ワークになって居るし、オンラインゲーもいい加減飽きた、課金したくねぇし・・・
向かいにあるコンビニとマンションの間を行ったり来たりするだけの毎日・・・気が滅入るわ・・・
私は、お局OLになって居た・・・
もしかすると結婚とか言う事も、無い事は無かった。
でも、それは大概私が一人で盛り上がってただけで、相手からすると、彼女未満・・・
別に不細工な訳じゃない、貧乳と言う程でも無い、だって街中でスカウトに会う事も幾度かあった位、歌や演技が下手なので、そこは断ったけど。
ただ、真面目過ぎただけなのだろう、最近会社では、私は煙たがられている、間違いなく。
だから私は、比較的仕事が暇な時期の秋フェスではじける。
BL好きの何が悪い!アニオタの何が悪い!レイヤーだから何よ!これでも一応、会社の上司達や社長の来客の方達からは人気有るんだからね!美魔女だって言われてるんですからね!
なんで”年齢=彼氏いない歴”なんかに成っちゃったんだろう・・・
はぁ・・・
私は今年で51歳・・・彼氏は居ないし勿論旦那だっていない、大学出てから社畜になって、今では女だてらに課長にまで成り上がった。
お陰で貯金額だけは、キャッシュで建て売りが買える程。
そんな金有ったって男が居なきゃ話んなんねーっつーの!
なに!?私が何したって言うの!? こんなに真面目にあくせく働いて、ちゃんとお化粧だっけ上手になったのよ!? 理系なのにちゃんと文系っぽい知識も一通り身に付けたし! 人見知りはチョットあるけど・・・ 暗いって言われるのは何故? 冷たい感じがするって意味わかんないし!
名前負けしてるから?うっさいわね、そんなの私のせいじゃ無いでしょう?
石原さとみって名前の何がいけない訳?
そんなの私の方が先だっつーの!
はぁ、アニメにも成った某なろう系ラノベではもうすぐ40だから賢者だとか50まで行ったら大賢者だとか言ってっけど、私女だしもう美魔女とは言われてるからこの際賢者とまで言わずにアークウィザード位でもこの際良いからさ、時間巻き戻して中学位からやり直したいよぉ・・・いじめられっ子だった私だけど、今のまま戻れるならもっと真面な青春おくれると思うの・・・お願いだから、タイムリープでも良いから中学生の頃に戻して~!
目をつぶって祈る様に、私は願った・・・願ってはいけなかったのかもしれないけど・・・
そのまま睡魔に襲われ、寝てしまった。
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「さとみー!いい加減起きなさいよー!」
去年、事故で亡くなった母の声がする。
「ほら!何時まで寝てんの!」
ハッとして目が覚めると、そこには懐かしい天井が広がって居た。
え?なにこれ・・・意味わかんない。
「ほら、起きたらさっさと支度してご飯食べなさい、学校に遅れるわよ!」
部屋の戸の辺りに母が居た、若い・・・
私は慌てて飛び起きてカレンダーをチェックする。
1983年 4月・・・・・・ウソだ・・・
確かに中学の頃に戻りたいとは願ったけどさ、賢者とは言わないからアークウィザード位になってたら良いのにとか言ってから願ったけどさぁ。
鏡を見ると、そこに居るのは間違いなく中学生の頃の私・・・
えっと・・・1983年だとぉ・・・私がS44年生まれだから、西暦に直して1969年・・・じゅう・・・よん・・・いや誕生日10月だから13歳?!・・・もしかして私今、中2!?
ある日目覚めると中学2年になって居た・・・これぞまさしく中二病? ってまてまてまて!
愕然としながらも、着替えてダイニングへ、ってダイニングとか言うようなあれじゃ無くて居間よね、居間・・・
はぁ、懐かしいわよ、確かに、懐かしいけどさぁ、私は、もっとこう、パリッと新しいね、なんていうかさ、このほら!
なんて言うかさ、隙間風入って来そうなこう言うのじゃ無くって・・・ねぇ、って言っても実家だし仕方ないか。
仕方ない、ここは開き直ろう・・・
「お母さんおはよ~。」
「もう、やっと起きて来た、さっさとご飯食べて急がないと、授業初日から遅刻になるよ!」
はっと時計を見ると、確かにヤヴァイ!
「もぉ~、何でも少し早く起こしてくれないの~?」
定番のセリフを吐いておこう。
「3回も起こしに行きましたからね!」
「え、まじ?」
「ほらさっさと食べちゃいなさい!」
「は~い。」
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「行って来ま~す。」
小走りに学校へと向かう、そう言えばこんな風に遅刻しそうな時は、近所にあった小学校と同じくらいの距離に中学もあれば良かったのに~、なんて思ってたっけな。
なんて感慨に耽りながらも小走りに学校へと向かう。
「さとみおはよ~!」後ろから声が掛かる。
彼女は私の唯一の親友と言える悪友・・・になる子、高橋恵美、とっとと20代のうちに結婚しやがって、こいつめ。
「おはよ~、恵美~。」
「ほら、急がないと遅刻だよ、さとみ!」
「私より後から来たあんたが言うな!」
「「あはははははは。」」
学校の門に滑り込む、と、チャイムが鳴る・・・ぎりぎりセーフ!
はっ!そう言えば慌ただしく学校まで来たからすっかり頭から抜けてたけど、私の貯金とかどうなったのかしら。
あんなに一所懸命働いて貯めたのに、多分ただのタイムリープだと持って来れないよね・・・
他にも幾つか確認しないといけない事があったなぁ。
仕方ない、かえって落ち着いてから確認しよう。
因みに私は、お局OLやっては居たけど、理系でかなりの好成績を収めて大学を出て居るし、その後も読書好きだったので文章もまぁそこそこは書ける程度のレベルは有る。
なろうサイトにたまに短編・・・と言うかショートショートみたいなのを投稿して居たので割とWikipediaで調べ物もまめにして居たので歴史や社会科系にも結構強い。
ので、この時間軸に戻る前の知識がある私にとって、授業はお浚いのような物でしか無かった。
まぁ元々成績は悪い方では無かったけども、それ以上に今の方が成績が良くなりそうだった。
「おい!さとみ居るか~!?」
来た、私に一々絡んで来るスケバンの平野陽子だ、私はビビてったけど、今の私ならコイツの未来の姿を知って居る、ちなみに陽子も小学校の同級生で、中学に入って陽子がグレるまでは仲良し3人組だったりしたんだけど、どう言う訳か陽子はグレて、私にはやたら絡んで来るように成った、恵美には絡まないらしい。
一個上の先輩と、高校在学中に出来ちゃった結婚して、5人目の子供を産んだ直後に旦那の浮気と借金が判明、旦那は姿を晦まして借金抱えて5人の子供を必死で育てる為に夜通しすすき野のスナックや熟女パブで働いてドッサリ老けてたなぁ・・・同窓会に来た時・・・何だかかわいそう過ぎて怖くも無くなったんだっけ、今声掛けられてもコレ覚えてるからちっとも怖く無いわ。
「居るよ~。」
「テメェ、誰にタメ口きいてんだよ!」
「将来苦労して老け込む陽子だね~。」
「あぁ?何だそれ、テメェ舐めてんだろ!」
「うん、舐めてる、ってあ、いや、舐められる程キレイでも無いしそんな親しくも無いか。」とつい笑ってしまうと、キレた陽子に髪の毛を引っ張られた。
「ちょ、痛い痛い!痛いって何すんの!」と陽子を睨みつけて手をかざすと、何だか手から火が出た・・・
え??・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
陽子も何だかビビッて固まってる。
「ちょっと痛いって、離してよ。」
「あ・・・あぁ・・・ワリぃ。」
放心状態だ。
何?今の・・・私、マジで魔女?ってか中学生だし、魔法少女って奴?
うっそぉ・・・・・男の子童貞で30に成ったら魔法使いになるって言うのは確かにあったわよ?そんな根も葉もない都市伝説みたいなの。
まぁ確かに、彼氏居ない歴51年て破天荒な人生歩んだけどもね、私もさ・・・マジで? 確かに一部の人には美魔女だなんて言われてたけどさぁ・・・
ってまさかね、何かの化学反応よきっと、たまたま偶然私の手元に水素の塊でも有って静電気で発火したとかそう言う・・・・・・・無理、有るかな・・・
でも有り得ない話じゃ無いでしょ、気のせい気のせい。
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--放課後--
「ねぇさとみ、部活とか決めた?」
「恵美ぃ~、またさっき陽子に絡まれたよぉ~。」
残念な事に、恵美とはクラスが別になってしまって居たので、こうして放課後に報告していた。
「小学校の時は仲良し3人だったのにね、陽子ったらすっかりグレちゃったもんねぇ、でも私のとこには絡んで来ないんだよ、何でさとみにばっかり突っかかるんだろうね。」
「うん、でももう怖がらない事にしたんだ、何だか哀れで~・・・」
「う~ん・・・前から変わった所は有ったけど今の発言は何が言いたいのかサッパリだわ、相変わらず変な子よね、さとみは・・・」
余計なお世話です。
「それはそうと、恵美も部活なんか入る気サラサラ無いんでしょ? 市街寄って行こうよ~、土曜日だからお腹空いたし~。」
土曜日なのに学校有るの?と思った人も読者には多かったと思う、だけど、私の小、中、高校時代には、学校が週休二日になるなんて事は有り得なかった、土曜日は、小学校低学年で3時間授業、高学年以降は4時間授業で、お昼前辺りまでは普通に授業が有るのが当たり前だったのです。
それに、私が時間跳躍する10年ほど前には、ゆとり教育とか言って週休二日にしたら、特に小中学校の学力低下が問題視されて取りざたされて居た経緯もあったっけ。
私の知り合いの医者の奥さんなんか、「毎年学校で教えなきゃいけない授業の内容は増えてるのに授業時間を減らしたりしたらゆとり所か子供は必然的に塾通いしないと受験に響いたりする事になるからゆとりどころか逆に詰め込みですわよ! あんな法改正正気とは思えないわ!」
とか、世間一般の週休二日まで、「日本は世界的に見ても祝祭日の日数は多めなのに週休二日にしてその上にお盆休みとお正月休み足したら全部で3分の1位休んでる事に成っちゃうじゃ無いの!過労死なんて言うのも週休二日に労基が変わってから発生したのよ!あれは過労なんかでは無くて休みが増えて残業時間も絞られた為に急に其れ迄出来ていた範囲の仕事が出来なくなって残業時間超過して働かなきゃダメになったのに給料が発生しない状態で仕事をしなくては成らなくなった事によるストレスが最大の原因と思うのよ、私は!」
とかすっげー熱弁してたなぁ~・・・
脱線したけどお話を元に戻しますね~。
「そう来なくっちゃ、行こう行こう~。」
札幌市街なんて言っても特に何かある訳でも無い、何だかんだ言って東京なんかと比べればずっとド田舎なのだから。
それでも、ちゃんとクレープ屋さんとかマクドナルド位は有る。
クレープは、一大クレープブームが起こって一気に全国区に広まったのだ。
私達の学校帰りの楽しみはこのクレープだったり、クレープと一緒に売られて居るソフトクリームだったり、マクドナルドのハンバーガーやポテトだったりする。
こうして買い食いをして、札幌駅前の商店街等をウインドウショッピングして周ったりするのだ。
この頃は未だ、スマホどころかガラケーすら無い時代なので、うちに帰ってから相手の家に電話を掛けたりするのが普通だし、当然ながらラインやメールなどの便利ツールだって存在して居ない。
僅か35年で凄い進歩をしたなぁとつくづく実感する。
余りの急激すぎる進歩に、魔法のようだとも思える。
魔法、うん、魔法ね、魔法・・・
ポールタウンのマクドナルドでハンバーガーを食べながら他愛もない話に花を咲かせて居ると、恵美も割とかわいい方だと思うし私だって不細工では無いので、結構男子高校生とかにチラ見されてるのがわかる。
「おっと、さとみ御免ね~、私塾の時間に成っちゃう、そろそろ行くね。」
「あ、うん、塾か~。」
「さとみ位頭良かったら行かなくても良いのにね~、ホントごめんね~。」
「うん、又ねー、塾終わったら電話してね~。」
あーあ、楽しい時間ってすぐ終わっちゃうな、でも仕方ないか、私も家に帰って、状況の確認しなくっちゃね~。
うちへ帰ろうと歩き出した途端、変な男の人に声を掛けられる。
「おめでとう御座います!」
ヤバい、変な宗教家なんかの勧誘だろ、これ!
「あ、すみません、うちに帰る所なので。」
ぜってーヤバいよこれ!なんか変な壺売りつけられたり洗脳されて薬漬けにされて教祖の慰み者にされて挙句に地下鉄でサリンまき散らす実行犯にされるんだわっ!(色々と混ざって居る気はするが新興宗教なんてそんなもんだと認識して居る)
「いえあの、何か勘違いされてませんか?キャッチセールスとかそう言った物では有りません。」
「宗教の勧誘でしょ、お断りします~。」
走って逃げだした、私は足が割と早い方だったので全力で走れば普通は追いつけないのだが・・・いつの間にか真正面に・・・え?なんで?
「すみません、誤解されるようなお声の掛け方をしてしまったようですね。そう言ったものでは有りません、改めて最後まで言わせて下さい・・・貴女は魔力に覚醒なさいました、おめでとう御座います。」
「え???何それ?意味わかんないんですけど??」
「正午前頃に、炎系の魔法を発動されましたよね?覚えてらっしゃいますか?」
「えぇ~~~~!!?あれ魔法なの!??」
「はい、魔力反応を捉えましたので、御迎えに上がった次第です、時計台へぜひお越しくださいませ。」
と・・・時計台!?っての、魔女とかがいっぱい在籍してたりするあの、時計台なの? そこに所属したら私時計台の魔女になる訳??
何なの?マジ?本当に有るんだ、時計台って!?
「あの、魔女とかがいっぱい在籍してる魔法機関の、時計台ですか?」
「はい、勿論です。 良かったです、予備知識は多少御有りのようで話が早い。」
マジだった~~~~!!! 凄いわ私! じゃあもしかしてタイムリープしたのって、私の魔法って事???
ウソみたい! じゃあ私他にも色んな魔法が使えるって事なのかしら!
「ど、どうしようかな~・・・」
「時計台に在籍して頂けると、様々な魔法のお勉強もできますよ?」
「も、もしも、断ったら?」
「そうですねぇ、時計台に在籍されないと言う事ですと、最悪敵対勢力とみなされてしまうと言う可能性も・・・」
「敵対勢力って言うと、あの、もしかして。」
「はい、お察しの通りかと思います。」
「わ、判りました、でも今日は一寸家に帰って色々確認しておきたい事が有るので、一晩考えさせて貰っても良いですか? 明日又この駅前に着ますので返事はその時で。」
「判りました、急に色々言われてもお困りですよね、貴女の魔力はかなり強いので是非時計台へとの事ですので、此方の招待状をお受け取り下さいませ。」
「あ、はい、判りました・・・」
「それでは明日、お待ち申し上げて居りますので。」
そう言い残して、その人は目の前から霧のように消えて行った。
マジだ、こんな目の前で人体が消失する手品なんて有り得ない、ガチの奴だ!!!
私はしばらく、受け取った招待状を手に佇んでしまった。
私が、魔女? ってか、今のこの体は中学生、未だ少女だし、魔法少女?え~・・・・マジで~・・・何かと戦わなきゃいけないのかしら・・・
いやでも戦うとは限らないわ、”魔法使い〇リー”とか、”花の子〇ン〇ン”とか、”魔女っ子〇グ”とかは何かと戦って居た記憶が無い!少なくとも敵は居なかった!・・・全部アニメの知識だけどね、それの何が悪い。
家に帰ると早速色々確認する事にした。
取り敢えずは、古くはお年玉を貯金する所から始めてそのままずっとメインバンクにしていた銀行の通帳・・・全国規模の銀行だからと第一〇業銀行の口座を私は持って居て、それが他行と合併して〇ずほ銀行となったので、もし私が完全にタイムリープだとしたら机の引き出しに仕舞ってある通帳は〇業銀行だし、タイムリープで無かったのなら〇ずほ銀行の物となる筈、そしてどっちであったとしても私の貯金して居た凡そ5千万円の貯金は使えないが、第一〇業だった場合、今年迄に貯めて居た筈のお年玉の貯金額が表示されて居る筈で、それは使えるお小遣いなのだ。
つまりこれからの生活の為には重要な事なのだ。
部屋に戻ると早速引き出しのカギを開け、確認する。
第一〇業銀行の通帳だった・・・ホッと胸を撫で下ろしながら何気なく通帳を開くと・・・そこに表記されて居る額に愕然とする。
¥51,843,200-
・・・えーっとこれは一体どういう?
確かにこの額は、令和2年の私が最後に記憶のある緊急事態宣言真っただ中での貯金額だったのだ。
魔法って・・・何でもありなのかしら・・・(汗
他にも幾つか確認したい事がある。
それは・・・私が宝物にして居た乙女ゲーとコスプレ衣装!
〇どかマギカのほ〇らちゃんの魔法少女衣装とか、〇スラの〇ゅなちゃんの巫女服とか、その他にもたくさん自分で作った物がいっぱいあったはずだった。
・・・何処にも無かった・・・持って来れなかったと言う事なのだろうか。
愛用のゲーミングPCも勿論無い・・・スマホだって持って来れて無いのにあんなデカい物持って来れる訳は無いか・・・くっ、持って来れたのは貯金の額面だけか・・・まぁ、それがあるだけでも良いとしよう。
突然閃いた作品ですw
忘れないうちに一話だけアップしましたが、他の作品が落ち着いたら此方も書き進める事にしようかな・・・
不器用なので3作品も一度に書けないのさw
てへ♪