⑫精霊族
体が魔力で出来ている魔物全般を表す種族。
肉体を持たない為、自我が薄いものが多く、低級の存在の場合、植物程度の意識しか持たない。持っていたとしても希薄。
その為、不用意に刺激すると暴走し、能力によっては周囲に甚大な被害を及ぼす可能性がある。
肉体が無く不安定な為、安定した肉体を求め、物質に憑依する性質を持つ。
低級の場合、宿った物質を破壊することがセオリー。
上級の場合、宿った物質を破壊したとしても、すぐさま再生、又は破壊が困難な場合が多い。
更に、物質を破壊したとしても、精霊自体が消滅する訳では無く、一時的に行動不能にできるだけであり、魂(経験値)も物質と繋がっている分しか取得できない。
素材としては、精霊自体ではなく、精霊が宿り、高濃度の魔力に曝された物質や、宿る際に作られる魔石が素材となり、魔法や魔道具、魔法薬関係全般に使われる。
現体 (ゴーレムタイプ)
宿った物質との繋がりが強い。その為、体を破壊されることによる消耗が激しく、場合によってはそのまま死亡する。その反面、肉体の操作や反射神経が高次元な者が多い。
ゾンビやリビングアーマー、ゴーレムなどと言った、物質系や、アンデッド系などがこれ。
半虚現体 (精霊タイプ)
魔力への適性が高く、自身が持つ属性に会った肉体を作る事が多い。魔力への耐性が高く、上位の者になると肉体を自由自在に変形できる為、物理は効果が薄い。
ウンディーネやサラマンダー、エレメントなど、一般的に精霊と言われる者がこれ。
虚体 (ゴーストタイプ)
物質の肉体を持たず、魔力のままの状態で行動する。その為、物理攻撃が殆ど効かない。その反面、魔力による影響力が高い為、魔法に頗る弱い。
ゴーストなど、肉体を持たない者の大半がこれ。