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清算  作者: 浅葱音
3/6

三部

・・・


もう


終わったんだ


もう


何も


残らない


俺の


時間は


無駄だった


俺の


心は


無駄だった


信じていた


信用していた


それなのに


それなのに


なんだ


この涙は


なんだ


この悲しみは


なんだよ


いまごろ


やってきて


俺を苦しめる


なんだよ


いまごろ


もう


遅いよ


なんだ


今頃


くるんだよ


むかつくんだよ!!!


ほっといてくれよ


ほっといてくれよ


ほっといてくれよ


近づくな


近づくな


イライラするんだよ


・・・


・・・


・・・


・・・


そう


終わったんだ


もう


終りだから


もう


何も考えなくていい


もう


泣いてもいいだろう


疲れたよ


みるなよ


恥ずかしいから


もう


終わったんだ


何も残らなかった


だから


泣いてもいいだろう


泣くよ


そしたら


少しは


楽になるのかな


なきじゃくって


一人で


一人だけど


そしたら


少しは


楽になるのかな


そうだといいな


そしたら


また


歩けるかな?


終わらなくていいのかな


わからないよ


もう


わからないよ


もう


死にたいよ


ごめん


こんなこといって


でも


一人だから


誰も聞いてないよね


いいんだ


終りだから


いいんだ


もう


・・・


・・・


・・・


ごめんね


僕が悪かったんだ


ごめんね


かまってあげられなくて


ごめんね


不満を解消できなくて


ごめんね


期待させちゃって


ごめんね


いい加減なことをいいって


ごめんね


力がなくて


ごめんね


ひげをはやしていて


ごめんね


つき合わせちゃって


ごめんね


好きだったんだ


ごめんね


愛してしまって


ごめんね


ひとりよがりで


ごめんね


ほんとにごめんね


僕には


僕には


これしかできなかったんだ


僕には


なにもできなかった


ごめんね


僕は


泣いているよ


ごめんね


泣かせちゃって


ごめんね


未練があって


ごめんね


はっきりできなくて


ごめんね


いまわかったんだ


ごめんね


大切だったんだ


ごめんね


でも


もう


遅いんだ


ごめんね


もう


遅かったね


もう


つらいから


もう


泣きたいから


もう


思い出したくない


もし


あのときに戻れるなら


僕は


かけていくよ


僕は


抱きしめるよ


僕は


はなさない


誰にも


渡さない


誰にも


そう


誰にも


信用するよ


ごめんね


いろいろ


ありがとう


・・・


・・・


・・・


信用って


だれを?


裏切られるぞ


心は


形のない


心は


不安定だから


つかめない


つかもうとしても


消えていく


だから


僕は


死にたいんだ


何もない空間


何もない時間


そう


何も考えなくていいんだ


誰も


悲しんでいることも


わからない


誰も


はいってこない


一人だよ


一人だから


僕は


一人でも生きていけるよ


だって


僕は


もう


・・・


・・・


・・・


・・・


・・・


イライラするんだよ


・・・


・・・


・・・


・・・


複雑な


いろいろな


思いが


さまざまな


おもりが


あなたを襲う


それに


耐えるだけの


強さがあるの?


なかったら


あなたは


帰るといい


自信がなかったら


あなたは


知らなかったことにするといい


だから


せいいっぱい


自分のために


いきてよ


あなたは


私の


大切な人だから


あなたは


私を


裏切った人だから


誰でもよかったんだ


お前を


殺したかった


誰でもよかったんだ


お前は


殺されたかった


誰でもよかったんだ


自分の


気持ちを話せれば


誰でもよかったんだ


誰かが


振り向いてくれれば


でも


それは


だれも


なにも


いわない


人形


そう


僕が


見たのは


人形だった


だから


僕は


死にたい・・・


・・・


・・・


・・・


私は


幸せだった


あなたと同じときを過ごせて


私は


幸せだった


あなたと同じ考えを持って


私は


幸せだった


あなたと同じ道を歩んだ瞬間があった


私は


幸せだった


あなたが笑ったから


あなたが私に振り向いたから


でも


それは



遠い昔に見た夢


だから


僕は


俺は死ぬんだ


夢だから


それは


現実にはないから


戻ってくることはない


そう


フラッシュバックのように


それは


帰ってくるけど


それは


まぼろし


それは


ぼくは


泣いたから


・・・


・・・


終りにしよう


終りだから


もう


終りだから


何も


残らなかったから


何も


何も


何も


・・・


・・・


・・・


お前は


なんで


そこにいる


お前は


なんで


そうしている


お前の


手は


何をしている


お前の


目は


どこを見ている


お前の


口は


何をいった


お前の


お前の


嫌いな


ものは


なに?


・・・


・・・


・・・


あんたは


どうして


いつもこう


役に立たない


あんたは


どうして


いつもこう


あいまいなことしか言わない


あんたは


もう


いらないよ


僕を


殺してよ


そうしたら


楽になれるから


そうしたら


僕は


いなくなるから


そうすれば


みんな幸せだよ


そうすれば


・・・


・・・


・・・


俺が


たとえ


いなくなったとしても


それは


世の中には何も影響はない


そう


世の中で


俺は


何も影響力がない


だとしたら


なぜいきているんだ?


だとしたら


僕は


人形なのか?


都合のいい


都合よく動く


人形なのか?


けられて


殴られて


僕は


傷だらけ


そうか


人形か


そうだったのかもしれないね


僕は


人形


みんな


死ねばいいのに


嫌いだ・・・


・・・


・・・


・・・


そろそろ


あけてもいい?


まだ?


窓を閉めっぱなしだと


じめじめして


陰気くさいから


窓をあけてもいいかな?


そうしたら


明るい日差しがあるかもよ


そうしたら


一歩まえに進めるかもよ


無理だよ


それは


だって


もう


歩くのは


やめたから


僕は


もう


歩かない


あとは


朽ちて


死ぬだけだよ


そんなこというなよ


そんなことをいっていると


そんな考えをしていると


誰かが泣いているよ


そんな


考えは


世の中から


消してしまえ


不安を


不満を


消してしまえ


そう


そうだよ


・・・・


・・・


・・・


死んじゃえ


さようなら


・・・


・・・

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