二部
イライラするんだよ
築いたものが
気づいたものが
亡くなっていく
目の前で
亡くなっていく
不満か?
そうか
不満なのか
不満は
欲求不満は
期待するから
いけないんだ
期待してはいけないよ
お前は
一人で生きるんだろう?
他人は
拒絶して
他人は
裏切って
他人は
お前を飲み込もうとする
そんな
他人を
信用するのか?
信頼できるのか?
一人でいいんだろう?
チームプレイ
そんなものは
昔から
嫌いだった
相方
そんなものは
昔からいなかった
そうだろう
お前は
自分のために
生きてきた
そうだろう?
違うのか?
肯定しないのか?
否定するのか?
自分を
いいのか?
裏切られるぞ
脱力感
無力感
お前は
また
裏切られるぞ
あの時
そう
あのときだ
みんなが
裏切った
俺を
殺そうとした
俺は
死んだ
そう
死んだんだ
殺されて
八つ裂きにされて
体を引き裂かれて
心なんて
形はないから
壊れることなんて
ないはずなのに
すべてが
砕けて
こなごなになって
なにも
見えなくなった。
それは、
なぜだろうか?
それは
自分のせいだろうか?
それは
他人のせいだろうか?
それは
責任なんて
だれも
ないから
自分は
なにも
知らないから
まだ
先のこと
知らない
未来のこと
まだ
終わらない
終わってしまった
終わったんだよ
イライラするんだよ
・・・
・・・
・・・
まだやるの?
やめたんじゃなかったの?
何もしらなくていいのに
何も触れなくていいのに
へんな感情でよってくるなよ
どうせ
どうせ
俺のことなんか
どうでもいいんだ
自暴自棄になるなって?
そうさせたのは
お前だろう?
そうだろう?
違ったか?
違うって?
なったのは
お前が
弱いから
己の
心に
負けたから
己の
心が
砕ける
それに
耐えられなかったんだろう
だって
お前は
もろいから
形のないもの
形がないのに
砕けた
そんな
あいまいな
表現をして
よごれてんだよ
他人の
表現を
引用して
それで
自分の気持ちを
伝えている
汚いんだよ
ほんと
汚らわしい
だって
くさいよ
だって
黄ばんでるよ
だって
だれも
そばに
いないじゃん
・・・
・・・
・・・
だって
ってって
つまらないことを
繰り返して
何が楽しいの?
そうか
期待しているのか
誰かが来るのを
そうか
期待しているのか
お前が
くたばるのを
そうか
期待しているのか
すべてが
戻ってくることを
過去が
戻ってくることを
そんなことは
幻想だから
そんなことは
妄想だから
そんなことは
一度たりとも
ないから
ありえないから
お前に
そんな力は
ないから
終わったんだ
終わったんだ
理解しろ
理解するんだ
どうして
こうなったのか
今の
現実を
今の
お前を
あわれだな
理解しろ
理解できないのか?
・・・
・・・
・・
イライラするんだよ
・・・
・・・
・・・
だって
まだ
理解できない
だって
まだ
心が
動揺している
心?
はぁ?
そんな
あいまいなものにたよって
そんな
いい加減な表現にたよって
そんな
どうにもならないふりをして
自分は
悲劇の
主人公ですか?
自分は
みんなから
注目されて
かわいそがられて
自分は
いかにも
自分が
いかにも
ばかか
死ね
馬鹿
死ね
ばーか
死ね
ばーか
死ね
死ねばいいのに
みんな嫌いだ
みんな死んでしまえ
みんな理解できない
みんな
処理されてしまえ
すべて
処理されてしまえ
すべて
なくなる
すべてが
終わるんだ
己の
正義だとか
己の
考えだけで
すべてを
考えるな
すべては
お前の
思うことではない
自分の
考えで
こうあることは
確かに、
世の中にもう一人くらいいるかもしれない
でも
それは
少数なんだ
でもそれは
誰も
気づかないんだ
誰も
そう
誰も
お前の
存在にも
気づかない
何事もないように
何もなかったかのように
関係ないだろ
お前には
俺に触れるなよ
関係ないだろ
イライラするんだよ
・・・
・・・
・・・
イライラする
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
関係ないだろ
もう
お前には
関係ない
そう
お前は
俺を
殺したんだ
そう
お前は
俺を
裏切ったんだ
そう
お前は
もう
関係ない
俺は
今
嘆いているんだ
ほっといてくれ
しらなくていいよ
しらないでいいよ
むかつくんだよ
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
あぁ、
俺が悪かったよ
俺が悪かったんだよ
どうせ
全部
どうせ
俺のせいだよ
むかつくんだよ
・・・