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カタストロフ・クリーク  作者: 海風 奏
第2章 蒼槍の騎士と贄の歌姫
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第4章 戦争の前に。

まあいつもの次回予告無視です。協力者が来るのはいつになるかな笑

来ることには来るので!

では、前書きはこのくらいで。


海合宿を終え、学園に戻ってきた僕たちの耳に入ったのは、水明学院から戦線布告があったという知らせだった。そして、それを受けたとも言っていた。戦争がまた始まるのだ。

そうなれば僕が龍双に頼んだ依頼は役立つだろう。とりあえず龍双が戻るまで訓練あるのみだ。

そして2日が過ぎた。


「ふぅ、少し休憩をしようか」


「そうだね、1時間半もトレーニングしてたからね…」


サラが疲れてか、僕に寄っかかってくる。僕はベンチに座るよう促し、出入り口に向かい、立っている人物に声をかけた。


「やあ龍双。お疲れ様」


「よお、んじゃ報告会していいか?」


「ああ、頼むよ」


僕は龍双に中に入るように言い、サラたちを呼んだ。


「あ、龍双じゃん、学校サボって何してたの?」


龍双にいち早く気づいた春華が龍双に声をかけた。それに龍双は苦笑いをした。


「サボりじゃねーよ。刀夜から頼まれごとがあってな。そっち行ってた」


「んで、どうだった」


「ああ、刀夜の言ってた通りに核兵器弄ってきたぜ。問題なく故障した。修理に2週間ってところかな。各種戦闘兵器にも手を出して全部直すのに1週間。予想でしかないけど3週間くらいは戦争を起こさないんじゃね?」


「歌姫を確保してから核兵器を治す可能性は?」


「沙貴音さんはできれば表沙汰にしたく無いらしいけど、もしもがあれば国連に言いつけるって言ったらしいから、無いかな」


「でも、国連に言っちゃったらミナちゃんは…」


「サラの言いたいことは分かってる。歌姫は一応、抹殺対象だ」


「つまり、私たちが勝てばいいってことでしょ?龍双」


この場の全員が春華の言葉に頷く。道はひとつ。勝つしか無い。


「んじゃ、俺は沙貴音さんにこの情報を伝えるから、みんなついてきてくれよな」


僕たちは頷き、龍双について行く。そして着くや否やノックもせずにドアを開ける。


「失礼しまーす」


「ん?龍双か。帰れ」


「酷い!?」


「聞いてやってください。沙貴音さん」


ひょっこりと僕が顔を出すと、沙貴音さんは仕方ないと言わんばかりにため息をついた。


「どうしたんだ?」


「戦争において、少しお話をしたくて」


龍双が沙貴音さんに今の現状を事細やかに話した。初めは真剣に聞いていた沙貴音さんだったが、途中から呆れたという顔になっていた。


「だから仁が怒っていたわけか。まあそれを差し引いても延期できたのは大きい。それで、どう勝つ」


「聖命学園の生徒は約600人、水明学院は約1800人プラス戦闘兵器が100程。こちらの勝利条件は最高指揮官の撃破、ラボの破壊。敗北条件は最高指揮官が撃破されること。こんな感じでしょうか」


「まあ、そうだな」


「なら、少数精鋭で、敵陣に。他は全員学園を守らせた方がいいです。少数精鋭のメンバーは、単騎で火力が出せ、機動力の高い6人程が適当かと。ハヤテが一番火力があるので、彼にラボの破壊をお願いしたいところです。二波理事長は神装印の相性次第で」


「《海神ワダツミ》か」


「はい」


「相性だけで言えば、エリーなんだが、刀夜でいいと思っている」


「《月読命》はオールラウンド型です。《海神》は超接近型。場所次第ではとても不利ですが」


「《月読命》はな」


なんでみんなの前でそう言う感じで言っちゃうんだろ。この人…


「そうですね。では二波理事長は僕が撃破します」


「頼む。他のメンバーはサラ、リューネ、八雲、龍双でいいな」


「はい」


「おい二人。本人ここにいるのに許可取らないってどういうことだよ」


「本気出せよ龍双」


「たく、分かったよ」


「八雲には龍双から、ハヤテとリューネには私が話しておく」


「分かりました。失礼しました」


話が終わったので皆理事長室から出る。これからどうしようかと考えていると、サラが肩をトントンと、叩いてきた。


「《月読命》はって沙貴音さん言ってたけど、どういうことなの?」


あー、やっぱり気になっちゃうよね。サラは。どう誤魔化すか。


「《白夜烏》の解放を使うんだ。あれもうオールラウンドだけど、解放すると近距離型に変化するって沙貴音さんが言ってたんだ」


「近距離型で打ち合うってこと?」


「そういうこと」


僕自身はまともな誤魔化しができたと思うが、サラの反応は微妙。まあだよね。あんな言い方せずに《白夜烏》って言うよね普通。


「…大丈夫なんだよね?」


「うん。勝つよ」


「うんん、そうじゃなくて、何だろ?」


「って言われても…」


「そ、そうだよね!忘れて!」


そう言ってサラは走ってどっかに行ってしまった。

…サラは知らない。僕のこと。正確には、僕の裏を知らない。隠すのが下手な僕だから、ああやって不安が募るのだろう。そう分かっていながらも、僕は話せない。僕はまだサラに隠し事をする。いつか明らかになってしまうその時まで。


「刀夜、サラのこと追わなくていいん?」


春華が控えめに言ってくる。多分考え込んでいるように見えたのだろう。


「…行ってくるよ。この後は、昼ご飯だね」


「トー君の部屋で待つ」


「ん、じゃあ鍵渡しとくね。管理人さんにひと言言ってね!」


『はーい』


その後、みんなでいつも通り昼ご飯を食べた。今は戦争前。よって授業はないため、こうしてご飯を食べているわけだ。


「やっぱりトー君料理上手いよね」


「サラが独特のなんだよね」


「あー分かる。味は普通に美味しいんだけどねぇ」


「え、見た目アレじゃダメなの?」


「え、ダメでしょ」


サラと春華がお互い、え?という顔になって首を傾げる。そんな2人を気にせず寝ようとしているエリーに気づき、僕は抱き上げ、寝室で寝かせる。


「食べたばっかだけどいいの?」


「僕もエリーもあまりそういうの気にしないけど、ダメかな」


「うーん、いいんじゃない?知らないけど」


「じゃあいっか。午後はどうする?」


「んー、またトー君と模擬戦したいなあ」


「分かった後でやろう」


そう言うと、サラは元気よくうん、と頷いた。

久しぶりにサラと行った模擬戦は激しい剣戟けんげきの嵐となった。お互い、技術や直感の向上が見られ、かなり有意義な時間となった。


***


その夜、僕はふと違和感を覚え、目覚めた。沙貴音さんが貼った新しい防御結界に何かが当たったような感覚を接続した僕に伝わって来たのだ。


「……嫌な予感がするな」


僕は違和感があったとされる場所に向かった。周辺を調査してみたところ、侵入された形跡があった。この時間帯は生徒はほぼ全員が寮にいる。僕は女子寮の方に走りながらハヤテに電話をかける。


『何時だと思ってやがる』


「ごめん。でも緊急事態なんだ。周囲の警戒を頼めないか」


『分かった』


「ありがとう、後でお礼するよ」


そう言って電話を切る。これで男子寮の方は大丈夫と考えてもいい。僕は続けてサラに電話をかける。が、いつまで経っても出ない。まさか襲撃があったか?でもまだそこまで時間も経ってない。間に合うはずだ。

そして女子寮付近に着いた途端、薄っすらと気配を感じた。いつもなら気のせいだと済ませる程度の。

僕はその気配が感じた方へ走る。すると爆破魔法を組んでいる最中の集団を発見した。

僕はすぐさま僕が出せる最大の速さを出す。

8重加速魔法陣。流石の僕でもコントロールが利かず体当たりをする感じとなったが、目的である魔法の発動阻止はできたので良しとする。安堵しかけた刹那、一閃が駆ける。


「ッ!?」


僕は所々痛む体に鞭を打ちギリギリでそれを回避。それと同時に距離をとって《弧月》を顕現させ、戦況把握をする。

前方に1人、姿が見えないが僕を囲むように3人にいる。これはきついぞ。

同時に攻められる前に、1人は沈めなければ。僕は瞬時に4重加速魔法陣を組み、発動。姿を見せている前方の敵に接近し、斬りあげる。そしてすぐさま振り下ろして2連撃を浴びせた。どうにか体勢を崩せたようなので空かさず首を刀の柄で殴る。折れないギリギリの力で。

そして振り返り3人からの3連撃を躱して1番最後に攻撃したやつの頭に回し蹴りをする。ここで、僕が体勢を崩してしまった。

残った2人はその隙を逃すはずなく急接近してくる。

やばい、そう思った僕は歯噛みし、目を瞑ってしまう。

しかしいつまで経っても攻撃が来ず、代わりに聴き慣れた人の声が響く。


「大丈夫?トー君」


そこで瞬時にサラが助けてくれたのだと理解できた。


「ありがとう、助かったよ。ていうか、なんでこれたの?範囲消音魔法陣組まれてたのに」


「え?うーん、トー君の気配がしたのかな、それで目が覚めちゃって、外見たらトー君と知らない人が戦ってたから」


「そっか」


僕は一言だけそう言い、魔法を打とうとしていた2人と、僕に攻撃してきた4人、合計6人を拘束魔法陣で拘束する。


「じゃあ僕はこいつら持って沙貴音さんの所に行ってくる。サラは念のため少しだけ起きててくれないかな?」


「うん、分かった。寝てよくなったら電話してね」


「必ず。ありがとう」


僕はそう言って継続筋力強化魔法陣を組み、理事長室へと向かった。


「とまあ、こんな感じです」


理事長室で予想通り起きていた沙貴音さんに事情を話した。


「やはりか。結界に違和感があって起きて索敵したんだが、一足早くお前らが終わらせてた。良くやった。こいつらは私が責任持って拘束しておく。あと、結界の強化もしておこう。もう寝ろ」


「分かりました。おやすみなさい」


「ん」


要件は終わりと言わんばかりに沙貴音さんは6人を連れ理事長室の隣の部屋に入っていった。あの6人には地獄だろうなと思いながら、僕は理事長室を出て電話をかける。


「サラ」


『うにゅ…もしもし』


「眠そうだね、もう寝てもいいよ」


『いいの?』


「うん、おやすみ」


『ん、おやすみぃ…』


…念のため、僕はもう少し起きてよう。そう思ったが寮に戻りベッドを見た瞬間、僕はベッドにダイブしていた。

戦争に向け準備を開始します。協力者は来るよいつか絶対。

ここから今後のお話を。第2編のことです。

グダグタと伸ばして15部くらいにするよりかはパッと10部くらいで済ませた方が良いだろうと、独断で判断させていただきました。第2編はそこまで長いお話ではないですという話でした。

うん、大して重要でもなかったですね。では次の更新をお待ちください!

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