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カタストロフ・クリーク  作者: 海風 奏
第1章 聖戦の幕開け
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第15章 第2回戦

おはこんばんにちはー

やっと投稿できます!

では、第15章、スタート!

現在僕は、訓練場にてサラたちを待っている。エリーが寝坊したらしいので2人がかりで支度をするからと言って、僕に先に行くよう言ったのだ。最初は待とうとしたが10分経っても出てくる気配がなかったので先にここへ来て、僕はタブレットで動画を見ながら待っているのである。

_見ているのは、ハヤテの試合。とても凄かったとしか言いようのないものだった。たった12秒でフィニッシュ。もうそれ以上を語る必要が全くない。


「改めて見るとやっぱりすごいね」


「サラか、春華とエリーはまだか」


「うん、もうちょっとなはず」


今日は第2回戦がある。相手は、北上美沙さんのチーム。広範囲且つ高威力の爆撃で殲滅する。半分力押しの様な戦い方だ。接近することが出来れば、勝つことは難しくないだろうが、どうすればいいだろうか。


「お、お待たせ…刀夜」


「ごめんね、ボクのせいで…」


「気にしないで。早速始めるよーっと、その前に、1回戦みたいに初動だけ決めておこうか」


「そだね、どうするの?」


春華がどっこいしょと言いながら座り尋ねる。おじいちゃんかよ。いや、おばあちゃんか?


「まず、散らばることは確定かなって思う」


「みんな一斉に食らったらあれだもんね」


「そう。サラの言う通り、あれをまともに食らっちゃダメだからな」


「でも向こうはそれを見越してより範囲が広くなるようにするんじゃない?」


「うん、だからサラに頼みがあるんだ」


そう言うとサラは可愛らしく首を傾げる。


「私?」


「うん。開始と同時に大井原さんに砲撃して欲しい」


「なるほど、大井原さんってきちんと詠唱するからキャンセルし易いのか」


「ビンゴだ春華。そういうとこだけど行けるかい?サラ」


「うん、大丈夫だよっ!それで、トー君は正面から?」


「その予定だよ。もしかしたら僕に向かって爆撃をするかもだからね」


「気をつけてね?」


と言って、心配そうな顔をした。まあエリーと戦った時はほとんど負けてたし、仕方ないのか?


「大丈夫だよ、何発かは耐えれると思うし、魔力で防壁展開させるし」


「ねえねえ刀夜、あの厄介な自爆ちゃんどーするの?」


「理想は遠距離で仕留めるのが一番なのかな。無理だったらぶっ飛ばせばなんとかなるんじゃないかな」


「適当だね」


春華は苦笑いしながらそう言う。


「範囲が分からない以上そう言うしかないと思うんだけどなぁ。んでさっきからエリーが何も言わないと思ったら寝てるじゃん」


「エリーちゃん!起きてー!」


「ん…はぁい」


「長々と話してたらまた寝ちゃいそうだね。じゃあ簡潔に、始まったらまずバラバラになる。その際サラは走りながら撃つとこになる。そっからは臨機応変って感じ?」


「そだね。おけ、それで行こ」


「よし、じゃあエリー、やるよ」


「はぁい」


今日は動くことを意識して訓練を行った。

そして、数時間が経過し、第2回戦が始まろうとしている。


『皆さん!お待たせしました!これよりウォーゲーム、第2回戦第1試合が始まります!対戦カードは《爆撃魔エラ・ボマー》北上美沙、《爆雷魔イラ・ボマー》大井原育実、《眠影射シャドウスナイプ》相模まい、《死影砲シャドウカノン》相模あやVS《月夜演舞ナイト・パラスタシア》水蓮寺刀夜、《斬砲戦姫オールレンジ・ヴァルキュリア》サラ・ヴァイスハート、《蓬莱絶鬼エクリオ・ヴァンプ》エリーシャルロット・アークフェルト、《流星剣舞スターセイバー》星ノ宮春華です!今日初来場の方がいらっしゃるでしょうから一応これ入れていきますね!では、昨日に引き続き解説に来てくれた水蓮寺さん、この勝負どうなると思いますか?』


『分からん』


『え?あの〜』


『実力は五分。ということだ。この勝負は戦略の完成度の差で決まる。なんせ、刀夜は存在そのものがイレギュラー。いつも驚くことを実行していた奴だ。明確な差がない場合、本当に分からん』


はぁ、それ今言わなくてもいいじゃないか。僕が問題児だったみたいじゃないか。いやまあ事実なんだけどさ。


『どうなるかは分かりませんか面白くなりそうです!それでは行きましょう!』


『War Ready ……』


「あやちんよろしくね。《シヴァ》」


「よろしくお願いしますね。《カーリー》」


「兄さんがやっと自慢のちょっとした速さを見せる時。《ヒュノプス》」


「任せてください。必ず仕留めます。《タナトス》」


「初動はまず散らばる。そっからは分かるよね。《月読命ツクヨミ》」


「任せて!《メタトロン》」


「《アルテミス》」


「了解。《フレイ》」


『……Start!!!』


戦闘が始まった。僕は予定通り、正面から行く。と、ここで予想外なことが起き、驚いた。相模あやさんが、すぐ側まで接近していたからだ。まさか、いきなり自爆?

そう思った時にはもう遅かった。しがみつかれる。


「打ち取った」


「ッ…!」


『なんと!これはいきなり自爆!あや選手、水蓮寺選手ともにダウンか!?』


「ッ!春華危ない!」


「え?」


爆発音が響く。神装印による身体能力の倍率がほぼ等倍率の《フレイ》では受けきれなかったか、春華は動かない。


『おっと!これはピンチ!あっという間に2対3だ!』


「いや、3対……2だ…」


『な、ななななんと!水蓮寺選手、凄いダメージを受けているようですが、ダウンしてません!油断していたまい選手がダウンした!これはどういうことで?』


『なるほど、あの手の自爆は自身の体の魔力をすべて放出すればいいみたいだな』


『ですがそれだと死に至りますが』


『だから魔力が体内に入ってこなくなるタイミングを狙って放出を止めたのだろう』


『それでも第2の問題点の純粋な無属性の魔力の変換はどうするのですか?闇属性の魔力は純粋な無属性の魔力からは生成しにくいはずですが』


『刀夜は夜属性の魔力も扱える。そして夜属性の魔力は純粋な無属性の魔力から生成しやすい』


『なるほど!これは展開が早いですが、ここからどうなるか!刀夜選手はダメージが大きく、実質2対2のように思えますが!』


本当にその通りだ。魔素欠乏症になってるし。頭痛い目が霞むまともに立てないなどなど。だけど周りには夜属性の魔力が充満している。魔法は使えないことは無い。僕は昔遊び半分で覚えたテレパシーを使用した。


ーーサラ、エリー聞こえるか?


ーートー君?


ーーあ、そいえば遊びで覚えようとしてたね


ーーそれはいいから聞いてくれ、僕が囮になるからその間にサラは北上さんを、エリーは大井原さんを倒してくれ。合図は爆発した瞬間だ。


そう言って切る。そして詠唱に入った。


「【我の命に応じよ、純白の刃の羽を持ちし魔鳥よ】」


『な、ななななんと!水蓮寺選手《白夜烏》の極大魔法の詠唱を始めた!どういうことだ!?魔力はほぼ無いはずですが』


『だが周囲には充満している。無理矢理取り込んで発動させたんだ。しっかし、危険なことをするな。無理矢理取り込むってことは、自分で自分を攻撃しているようなものだ。魔素は自然に体内に入るものであって無理矢理入れるものではないからな』


そう、つまりあやさんの自爆を真似ているようなものだ。苦しい。もう止めたいくらいに。でも、なんとなく勝ちたい。勝ったらどうなるか。その好奇心が不思議なことに勝ってしまったようだ。


「【時は満ちた。今こそその純白の羽を広げ翔け】」


勝ちだ。《白夜烏》の極大魔法は威力こそないが詠唱中は防壁が貼られただの爆発魔法程度なら無意味。決まれば低威力の超重い追尾攻撃が向かっていく。沙貴音さんでさえも押し負けるほどの重攻撃だ。そして極大魔法でこの極大魔法が発動出来なくても相手は硬直時間に入り、動けない。

龍双に《白夜烏》の極大魔法の情報を流させたから、知っているはずだ!


「ちっ!育実!極大魔法!」


「了解です」


「【破滅へと導く爆轟の火炎よ】」

「【無へと誘う爆剛の業火よ】」


「【今、罰すべき悪を】」

「【今、処すべき敵等を】」


「【舞え、舞え、舞って、舞って、舞狂え】」


くそ、やっぱり《白夜烏》の極大魔法詠唱長い!発動は不可だ。


「「【焼き殺せ】!」」


「【破滅神轟火烈千バーンアストラス・シヴァルト】!!」

「【破壊神剛火烈焼グランアストラム・カーリュイ】!!」


爆発。その瞬間、サラとエリーが接近していくのが見えた。そのあとは空と地面が交互に見える。ってめちゃくちゃぶっ飛ぶじゃん。あ、ちょっとやばいもうすぐかーーー


ガゴッ!


僕は壁に激突。実況者が僕の名前を言っている気がした。


『勝っーーは、ーー寺選ーーチームでーー」


多分、勝ったらしい。ならもう気絶しちゃっていいよね。

僕は誰かが僕の名前を呼ぶのを無視して、少し曇りかけている空を見ながら、意識を保とうとするのを諦めた。


***


「んぁ…?」


ここは、治療室か。日の入り方的に5〜6時。4時間くらい寝てたのかな。こりゃ。


「お、起きたか」


「春華…?」


「そーだよ。具合は?」


「特に問題は無いかな」


「そか、じゃあみんな呼んでくるね」


「うん」


まあ、目がまだ霞むけどそれは寝てたからだろう。問題視する必要はない。


「トー君!」


「やあサラ、勝てたかい?」


「うん勝てた。勝てたけど…」


ん?どうしたんだろ?あと2戦あるからあんまし喜べはしないが、流石に喜んでなさ過ぎる。なんだか負けたような雰囲気だ。


「どうした?」


「その、ね。トー君、ごめん!私、《死闘》を引いちゃった」


《死闘》。それを引いたチームは1人で戦わなければならないという、意味不明なルールがある。確かにウォーゲームは所詮、遊びだ。だが、遊びにも程があるというものだ。


「…そっかぁ」


「うん………」


「ま、仕方ないよ。引いてしまったことはもうどうでもいい。それよりどうしよっか」


「エリーは?身体能力バカ高いし」


「ボク、身体能力に制限かけられちゃうから無理だよ」


「じゃあ刀夜かサラ。私も無理ゲーだから」


「…サラは、賞金を何に使うんだい?聞いていなかったから、今聞くよ」


「…私の命の恩人と、その人が住む村の人たちに、少しでも裕福な暮らしをさせてあげたいの」


やっぱりサラはサラだ。常に誰かを想っている。


「まあ、賭けるのには十分かな…」


「え?」


「んにゃ、なんでもない。僕が出るよ」


「…信じてくれるの?」


「疑う理由が無いからね」


僕がそう言うと、エリーと春華も頷く。


「じゃあそういうことで、明日の朝の訓練、龍双と八雲さんを呼びます」


サラたちは皆、ハテナを浮かべていた。まあ側から見ればいきなりどうしたになるよな。


「1対5をするの」


とニヤッとしてから言う。しばらくは沈黙に包まれていたが、やがてーー


「「「1対5!?!?!?」」」


3人が見事にそうハモったのである。それがとてもおかしく、笑いを堪えられなかった。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます!物語はまだまだ続きますよ?

でも一度感謝を述べておこうと思いました。

本当にご愛読ありがとうございます!これからも頑張ります!

次回は「悪い刀夜再臨!?」というタイトルの予定です!

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