遅刻の理由
「…ミスった。寝坊した」
俺、青木誠二は寝坊した。昨日は昔やってたゲームをつい懐かしいと思ってやってしまった結果、かなり夜更かしをしてしまった。おかげで完全に遅刻だ。
「どうする…なんて言い訳をするか……。」
以前は特に休んでも遅刻しても理由を考える、なんてことはなかったが、成績がヤバイ今は別だ。寝坊による遅刻なんて減点食らうような真似は言いたくはない。
「……内なる誠二達よ、我に三つの言い訳を与え給えっ!」
何とも都合の良い話だが、俺は自分の心に助けを求めた。その結果、なんと三つのルートが現れた!
1、お爺ちゃんが倒れて、病院に連れて行ってたんですぅ!(泣きながら)
2、朝起きたら家の鍵が無くて、探してたんだ!(イケボ)
3、べ…別に遅刻なんてしてないんだからねっ!!(ツンデレ)
内なる誠二が弾き出した三つのルート。選んだルートによって、遅刻を免れるか否かが変わる。慎重に選ばなくては…!
「3はダメだ…! 男のツンデレは需要がない。ああいうのは金髪ツインテールがやる事によって萌え要素になるんだッ!!」
「1もこう…胡散臭い感じがして嘘だとバレる。しかも病院の事を探られたら終わりだ…!」
「なら2番だ。2なら仕方ないって思うし、イケボで言えばなんかこう丸く収まるみたいな風潮あるだろっ!!」
俺は内なる自分に感謝し、早速教室に向かった。大丈夫だ。ちゃんとはっきり言えばいい。そうすれば俺は助かる。そしてついに教室にたどり着いた。
そして先生と対峙する。
「遅いぞ青木、遅刻は減点だ!」
「ち……違うんです先生ッ!」
俺は息を切らして急いで来たアピールをしつつ、息を整えて、さっきちゃんと準備してきた答えを言ってやった!!
「遅刻してきた理由は……2番なんですっ!!」
「偉いぞ青木、遅刻の理由を番号にする程ちゃんと考えてきたんだな、よし、減点してやる」
「うわあああああああああァァァ!!!!」
こうして今日も誠二は減点された。。
「ゴマなし、何故遅れてきた!?」
僕は本当は寝坊した。けれど認めたくなかった。なんとか言い訳を考えて、僕は悪くない感を出したかった。
「……えっと、」
けれど中々好都合な理由が出ない。どうしよう、とりあえず、
「おっ……お母さんが…」
僕が思いついたキーワードはお母さん、その流れでなんとか振り絞った結果、
「お母さんが……お父さんを産みそうなんですっ!!」
学校内に雷が落ちた。。




