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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

蔦の城

掲載日:2026/01/19

短編小説書こうと思ったんですが短すぎました

蔦の城


遠い昔。とある星のとある土地に、全てが蔦で出来た豪華な城がありましたとさ。そこにはその星で一番の無愛想さとお金、そして権力を持った王様がいました。その王が好きな人は誰もいません。何故なら、その王様はその星の住民全員に重い税金と辛い労働を敷いていたからです。ある時、王様は言いました「我を満足させるほどの愛を見せてみよ、出来ぬのなら、その場で首を刎ねてやろう」と。これには星の住民は大慌て、そんなことができるはずもない。住民は考えました。そして3人の挑戦者が、王様の前に出てきました。一人目は痩せ気味の頬のこけた小さい若い女でした。一人目の女は有りとあらゆる色仕掛けを使いましたが。大きい女の人が好きな王様を満足させるには、100年経っても無理でしょう。一人目の女はあえなく首を刎ねられました。それを観た星の住民達は怯えました。次に二人目にも女が来ました。今度は身体も大きく王様好みの身体つきでしたが、王様の目の前にくるなりつまづいて転けてしまいました。それを見た王様は「身体が大きくともつまづくだけで転ぶような軟弱者が、我が身を護れるのか?」と、一瞥し、興味がなくなったように二人目の女の首を刎ねました。星の住民達はもう何も見たくありませんでしたが、不幸なことに挑戦者はもう一人いました。そして三人目の女が出てきました。大きく逞しい筋肉にしなやかな身体を持つ雄々しくも女らしい大変王様好みの女でした。しかし、その女は身体ばかり鍛えていたせいか、礼儀作法が出来ていませんでした。その女に少し残念そうに、しかし怒りを込めて王様は告げました。「ついぞ、我に合う女は居なかった…」と。そして三人目の女の首も刎ねてしまいました。

星の住民達は何も言いません。悲しむでもなく、怖がるでもなく、住民達は王様への怒りが沸々と燃えていきました。その夜。蔦のベッドに寝転がった王様は考えました。(何故、逞しく大きな身体に、礼儀の備わった安心のおける者が居ないのか…)そう思いながら眠りにつく瞬間。目の前が橙色に輝きました。先の三人目への対応に怒りを抱いた住民達が蔦の城に火をかけたのでした。王様は飛び起き、逃げようとしました。しかし、先ほどまで心地よいベッドにしていた蔦が身体に絡まって動けませんでした。火の手はどんどん近づきます。「何故!何故今絡まるのだ!」そう叫んでも答えるのは火が蔦を焼く音だけです。大きな身体に、王様への礼儀の染みついた蔦は答えるように、そして愛する王様を離すまいと蔦を深く絡まらせる。「離すのだ!早くしなければ我が燃えてしまう!」王様がそう怒ると、それに答えるように蔦が王様の周りを囲むように包み込む。まるで火から蔦の城の、愛する王様を守る為に。そして遂に王様を囲む蔦にも火が移ってしまいました。王様は何も答えることができません。いえ。正確にはもう空気が吸えずに話せぬのです。そして蔦の城は大きな身体で、礼儀を持って王様を包み込み、火から守るように。皮肉にも王様が求めた理想の相手は長い年月を共にしたこの蔦の城だったのでした。もう声を発する事のない王様はそう思いながら蔦と暖かい時間を過ごしました。そして、城は完全に焼け落ち、灰だけの大地に様変わりしてしまいました。王様は蔦と共に灰になり、灰になった蔦は遥かな空に灰になった王様を連れてふわりふわりと舞っていきました。そして王様と蔦の灰が降った土地や海には幾たびの生命が生まれました。星の住民達は安堵と共に、新たに生まれた生命達と共に、王様のいない星で幸せに過ごしましたとさ。

お読みくださりありがとうございました、語彙力も構図を考える力が備わっていないため酷い内容だったでしょうが、そこのところはどうか大目に見てもらえると助かります。それでは良い一日を。

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― 新着の感想 ―
面白かったです! 皮肉が利いてますね。
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