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仲間集め(その1 英雄)

ーーーとある住宅街のアパートにその男は住んでいる。ドア横のチャイムを鳴らししばらくすると勢いよくドアが開く


「お久しぶりです!ヤミー氏!」


金髪でツンツンヘアー、青空のような瞳に整った顔立ち、全身は見た目細いが脱げばすごい細マッチョぱっと見爽やかイケメンなこの男、名前は『ディラン・ポルクス』かつて英雄と呼ばれた男だ


「おひさーディラン氏」


「さあさあ外ではなんですし部屋に入ってください!」


「そんじゃおっじゃまー」


さて、かつて英雄とよばれた男は今何をしているかというと………


「………あいかわらずエンジョイしてるなディラン氏……」


ーーーヲタクになっていた。


部屋は本棚(漫画とアニメBlu-rayとゲームソフトが陳列されている)とフィギュアケース(ねんどろいどからプラモデルさまざまなフィギュアが飾られている)が大半を占め、わずかに残ったスペースにゲーミングディスク、ゲーミングチェア、ゲーミングPCの3点セットが置かれている。ディスクにはPC関連のモニターやらキーボード、それと家庭用ゲーム機が………まさにヲタク部屋。


「椅子一個しかないので予備持ってきました」


「あざ」


「それでわざわざウチまできてどうしたんですか?」


「それなんだけど……今から結構ガチめの話するけど大丈夫?」


「ガチめの話ですか?……もしかしてリアルの話ですか?」


軽く頷き、今この世界の現状を教える。後一年たらずで滅ぶ事。敵は光の神筆頭に人魔の上位勢が集まっている事。こちらの戦力は芳しくない事を簡潔に説明した。


「うーん……なるほどなるほど後一年で世界が滅びると」


「そうなんだよ。そんで今仲間集めしててディラン氏が第一候補ってわけ」


「なるほどなるほどなぁ………申し訳ないですがお断りします」


「……やっぱりだめ?」


「自分はもう戦う気はありません。……たとえ世界が滅ぶとしても自分はそれを受け入れますよ」


まあそう言うと思ってだけど……

だがっ!今回はディラン氏がいなければ確実に詰むっ。故に何が何でも巻き込ませてもらうぞ!


「時にディラン氏、俺の言葉の意味を本当に理解しているか?」


「世界が滅ぶってことでしょ。分かってますよ」


「いや、大事な所はそこではない。重要なのは後1年で世界が滅ぶってところだ」


「つまり何が言いたいんです?」


「″ストロベリーライム″の武道館ライブが無くなる」


「……詳しい話を聞きましょうか」


よしっ かかった!


「ストロベリーライムは俺たちが新人の頃から追っかけていた声優アイドルグループ。そして来年とうとう初の武道館ライブだ。だがこのままだと無くなるだろう。…なにせ世界が滅ぶんだからな」


「それは……」


「それにこのまま何もしなければずっと待ち続けた漫画の新作も出ないし楽しみにしていた神アニメも観れないまま死んじまう」


「んぐっ」


「推しのVtuberの動画更新も止まるからスパチャもできなくなるし神イラストレーターのイラストも見れなくなる」


「へばっ」


「本音を言うとディラン氏には戦いに参加させたくなかったけど大事な事だから言わせてもらうぜ。

ーーー娯楽全盛期のこの世界を滅ぼしてしまっていいのか?」


ディラン氏は少しの逡巡の後、満面の笑みでーーー


「自分この世界のために戦います。任せてくださいっ」

 

「そう言ってくれると思っていたぜ!行こうぜ親友よっ俺たちで世界丸々救っちまおう!」


「もちろんです親友よ。自分達が揃えば世界を救うなんて容易い事ですよ!」


ーーー煩悩まみれの握手が交わされた。










 



「あ、後もう一つお願いあるんだけど」


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