黒百合の魔女
貴方は黒い百合と白い薔薇
どちらが好きですか?
昔々、森の奥深くに割れた仮面を被った魔女がいました。
その魔女は、森の近くにある村に行っては村人たちをいじめたり、物を奪って自分の物にしたり、魔女に逆らった村人たちを魔法で動物に変えて遊んでいました。
そんな魔女は村人たちに[黒百合の魔女]と呼び、恐れていました。
そんなある日「これ以上好き勝手にさせるわけには行かない」と白髪の男の子が立ち上がりました。村人たちは男の子に協力し、松明を男の子に渡しました。男の子は村人たちに見送られ、森の奥へ進んで行きました。
しばらく歩いていると小さなお墓がありました。そして、そのお墓の近くにあの黒百合の魔女がいました。
「お前、ここへ何しにきた。用がないならさっさとここを去れ」
すごい威圧感。だが、ここで引き返すにはいかない。
魔女が男の子に向かって歩いてきた。男の子は魔女の背後を取り、隠し持っていたナイフを突き立てた。魔女が怯んだ隙をみて、松明に火をつけ魔女めがけて投げた。魔女は汚い悲鳴をあげながら灰になり消えていきました。
村と森を救った男の子、男の子は『英雄』と呼ばれ永遠に語り継がれましたとさ。
pixivにも全く同じものがございます。