勇者の守護者〜誰かのために出来る事〜

英雄と呼ばれた、最強と呼ばれた、顔も知れない沢山の誰かから認められた。けれど、大切なものは落としてきてしまって。東郷亮は死んでしまった。
　死後、亮が目を覚ましたらそこには女神を名乗る少女がいた、少女が言うには亮が落としてきた物は異世界にうつされたという。その事実に亮は怒りを覚えつつ話を聞いた。少女は言った。

「勇者を守ってみないかい？」

　亮は頷く。今度は放さない様に、今度は絶対離れない様に、今度はちゃんと守れるように。心に決め、転生を受け入れた。
　転生先は良いとは言えないスラム街の孤児。それだけではなく、頭が焼き切れる位の憎悪を抱えていた。亮は落としてきた物を拾おうと、抱えているものを清算しようと、誰かの為に生きていく。

　初投稿ですので、至らない点もあるでしょうが、なにとぞ大目に見てもらえると嬉しいです。なにか改善できる点とかあったら、ご教授いただけると嬉しいです。カクヨムでも更新を始めました。